otomeguの定点観測所(再開)

文芸評論・表象文化論・現代思想・クィア文化・社会科・国語表現・科学コミュニケーション・初等数理・スポーツ観戦・お酒・料理【性的に過激な記事あり】

文学

『コティングリー妖精事件 イギリス妖精写真の新事実』

先日のZOOMによる井村君江先生の講義の関連の書籍になりますが、早速拝読しました。

山尾悠子『角砂糖の日』感想

2016年の再販で入手し損ねていた山尾悠子の伝説の短歌、今回の再版でようやく入手できました。私事ですがこれで蔵書における山尾悠子はコンプリートのはずです。私には短歌や俳句を評するための韻文の教養はありませんので、あくまで幻想文学や詩のサイドか…

井村君江ZOOM講義「おぼえておいて欲しいこと」【NLQオンラインセッション#11】講義ファイル3「コティングリー妖精事件とその周辺 その1」レポート

6月19日夜、ナイトランドクォータリー主催の井村君江先生による講義が行われていました。妖精の女王による「コティングリー」の講義とくれば、傾聴しないわけにはまいりません。仕事を何とか早上がりして、僭越ながら私もごく一部ですがディスカッションに…

トマス・ピンチョン『ブリーディング・エッジ』感想

またもや更新の間が空いてしまいました。もはや訪れる方のほとんどない場末ブログですが、見捨てずお付き合いいただければ幸いです。今回の更新は、先月末に発売されたトマス・ピンチョンの最新邦訳『ブリーディング・エッジ』(以下『BE』)の感想になり…

三体『死神永生』短評

昨晩のツイートで予告していた感想ですね。まあ、一言で終わりです。人類と宇宙を紡ぐ稀有壮大なビジョンを奏でた世界SFの頂点の一つ。読者自身の知性を全開にして格闘してください。ネタバレも含まれますので、この先は注意しながら読んでください。

『ポストコロナのSF』短評

先月発売された、日本SF作家クラブ編集による短編集です。錚々たるメンツが並んでおり、短編も粒ぞろい。2021年のベスト候補に挙がるレベルの完成度でした。

呉明益『複眼人』短評

今回のレビューは先月発売の呉明益『複眼人』です。

2020極私的回顧その31 ホラー・怪奇

極私的回顧、遅れに遅れていますがようやくラスト前まで来ました。毎年のお断りですが、読んでいる冊数が少ないので、国内外の作品をまとめて配しております。また、こちらもいつものお断りですが、テキスト作成のために『SFが読みたい』およびamazonほか…

2020極私的回顧その30 幻想文学

極私的回顧第30弾は幻想文学です。毎年同じことを書いていますが、SF・ファンタジー作品の中でも幻想性・文学性が髙いと思ったもの、および文学・文藝作品で幻想性が髙いと判断したものを配しています。作品数が少ないので、内外の作品を取り混ぜて扱って…

2020極私的回顧その29 ファンタジー(国内)

極私的回顧第29弾は国内のファンタジーについてのまとめです。アダルト・ファンタジーと児童文学のファンタジーのまとめであり、ライトノベル・ファンタジーはライトノベルの項に入れています。また、いつものお断りですが、テキスト作成のために『SFが読…

2020極私的回顧その28 ファンタジー(海外)

極私的回顧第28弾は翻訳のファンタジーです。ジャンルSFに関連する作品のうち私がファンタジーとみなしたもの、および児童文学のファンタジーの中で私がアダルト・ファンタジーとみなした作品についてまとめています。また、いつものお断りですが、テキス…

2020極私的回顧その27 SF(国内)

極私的回顧第27弾は国内SFについてのまとめです。毎度のおことわりですが、SFにジャンル分けできるものでも、作品によっては近接ジャンルのファンタジー・幻想文学などに配置している場合があります。また、テキスト作成のために『SFが読みたい』およ…

2020極私的回顧その26 SF(海外)

遅れに遅れている極私的回顧の進行ですが、ようやく終盤まで来ました。第26弾は海外SFについてのまとめです。作品によってはファンタジー・幻想文学など他ジャンルに配したものがあります。また、いつものお断りですが、テキスト作成のために『SFが読み…

2020極私的回顧その24 思想・評論(シェリングと実在論とハイパーオブジェクト)

極私的回顧24弾は思想・評論です。毎度のお断りですが、リンクを張ったテキストを中心に、2020年に複数の問題関心から読み飛ばした複数のテキストや文献を参照しながらテキストを書き飛ばしております。あしからず。

井村君江HAPPY Birthday お祝い企画 【NLQオンラインセッション #08】 妖精の輪の中で――井村君江とお茶を 雑駁な感想

3月1日はかの井村君江先生のお誕生日で、《ナイトランド・クォータリー》が主催した誕生日のお祝いのZoom配信企画がありました。僭越ながら私も末席からちょこんと見ておりましたので、雑駁ですが感想をまとめたいと思います。

2020極私的回顧その21 ギャルゲー

極私的回顧第21弾はギャルゲーです。表題からお分かりの向きも多いと思いますが、今回は18禁ですので、その手の趣向を許容できない方はこの先のテキストをお読みにならないようお願いします。また、いつもの通りテキスト作成の際にamazon、DMMほか各種レ…

2020極私的回顧その17 詩

極私的回顧第17弾は詩です。いつものお断りですが、テキスト作成のためamazon、《現代詩手帖》ほか各種レビューを参照しております。また、これも毎年のお断りですが、詩誌や同人をきちんと追っていないので、不完全な総括であることをご容赦ください。

2020極私的回顧その16 国内文藝

極私的回顧第16弾は国内文藝です。いつものお断りですが、テキスト作成の際にamazonほか各種レビューを参照しています。

2020極私的回顧その15 海外文学

極私的回顧第15弾は海外文学です。いつものお断りですが、テキスト作成の際にamazonほか各種レビューを参照しています。

2020極私的回顧その13 歴史・時代(文庫)

極私的回顧第13弾は歴史・時代小説の文庫です。毎度のお断りですが、テキスト作成のため各種ランキングおよびamazonほか各種レビューを適宜参照しています。

2020極私的回顧その11 ミステリ系エンタテイメント(海外)

極私的回顧第11弾は海外のエンタテイメント小説です。いつものことですが、テキスト作成のため『このミス』ほか各種ランキング、およびamazonほか各種レビューを適宜参照しています。

2020極私的回顧その9 本格ミステリ(海外)

極私的回顧第9弾は本格ミステリ(海外)です。ようやく当ブログの平常運転(??)に入るというところでしょうか。いつものことですが、テキスト作成のため『このミス』ほか各種ランキング、およびamazonほか各種レビューを適宜参照しています。

2020極私的回顧予告

さて、悪感情はこれくらいにして、本日更新しなければいけなかったテキストにいきましょう。今年も当ブログのメインコンテンツ(??)、極私的回顧の時期がやってまいりました。当面は極私的回顧の更新がブログのメインになります。

『魯肉飯(ロバプン)のさえずり』短評

今回のレビューは8月に中央公論新社からでた書籍です。

アガサ・クリスティ極私的回顧⇒マイベスト5選んでみた

今回のレビューは当ブログの旗艦コンテンツ(??)「極私的回顧」特別版で、アガサ・クリスティ生誕130周年ということで、クリスティのマイベスト5を選んでみました。

『サブリナとコリーナ』短評

今回のレビューは先日発売のクレストブックスの新刊からです。今年読んだ海外文学の中では極私的ベストかもしれない傑作です。

第51回星雲賞に対する雑感

毎度毎度の遅ればせですが、ようやく星雲賞授賞式のWEB配信をじっくり見る機会が取れましたので、各部門について極私的にコメントしていきたいと思います。プラスコメントもマイナスコメントもありますが、ご容赦いただければ幸いです。

『ホーム・ラン』感想

今回のレビューは先月発売されたミルハウザーの新刊・短編集です。

『タイムラインの殺人者』短評

今回のレビューは先月ハヤカワ文庫SFから出た、アナリー・ニューイッツの小説としては初訳の長編です。

『英雄なんかどこにもいない』短評

今回のレビューは、先月発売のブコウスキーの短編集です。