生物
W杯に浮かれていて当ブログ本筋の書評などがすっかりおろそかになっていますが、ちまちまやっていくつもりです。飽かずお付き合いいただければ幸いです。今回のテキストは幾分、本の内容のネタバレを含みますので、ご注意ください。
今年3月、ちくま新書からでた本の毎度遅ればせですがレビューを行います。著者の強い信念と情熱が感じられる好著で、恐らく今年の科学ノンフィクションの中でもかなり上位にくる著作だと思います。
『コズミックフロント☆NEXT』で、大量絶滅をテーマにして、ビッグファイブのうち2つをカバーした回が放送されました。ビッグファイブのうち約6500万年前・白亜紀末の恐竜の絶滅についてはよく取り上げられていますが、他の4つについて扱ったコンテンツはあ…
サイエンス単体のテキストはえらく久しぶりのような気がします。情報収集を怠っているわけではないのですが。今回は化学合成生態系に関する話題とリンクをまとめてみました。
毎度毎度の遅ればせですが、サイエンスアゴラに行ってきましたので、久しぶりにサイエンス関係のテキストを挙げてみたいと思います。
多忙のため、更新が思うようにまかせません。うーむ、例年より仕事が詰まっていなかったはずなんだけど、おかしいな。いろいろ書きたいことはあるのですが、うまくまとめられていなかったり、テキスト化する時間がなかったりする有様です。とりあえず、当ブ…
「深海」のテキストが長くなってしまったので、分割しました。「マリモ」についても簡単に触れておきましょう。
しばらく多忙のため更新が滞っておりました。今年はこんなことばかり書いている気がします。更新ペースがなかなか安定しない場末ブログですが、飽かずお付き合いいただければ幸いです。 さて、今回は上野の国立科学博物館で行われている「深海2017」展の感想…
既報ですが、ヒアリが侵入したということで大騒ぎになっていますね。
この本のタイトルである「ゾンビ・パラサイト」とは、寄生生物がホストの体を乗っ取りゾンビ化する能力、パラサイト・マニピュレーション(parasitic manipulation)のことです。というわけで、ホストが操られている愉快な映像を集めてみました。食事中の方…
先ほどの記事にかぶせる形で恐縮ですが、もう少しお付き合いください。ドレイクの方程式に関する天文学者などによる計算では、生命の発生については極めて楽観的な見通しがとられることが多いです。しかし、中立進化説をシビアに採用して再計算するとどうな…
先日、久しぶりに外来種に関するテキストを挙げましたが、それに絡んで、現在の日本で進行しているらしい外来種侵入に対する在来種の抵抗(?)、数のコントロール(?)の事例(??)を紹介してみたいと思います。
過激な表題から入った気がしますが、まあいいでしょう。本来、もっと前にレビューするべきだった本ですが、すっかり遅くなってしまいました。昨年来、旧来の外来種や在来種保護という概念に対して疑問を投げかける科学ノンフィクションがいくつか発売されて…
極私的回顧もオーラスです。ここまでお付き合いいただき、どうもありがとうございました。今回の科学ノンフィクションについては、ジャンル全体を俯瞰するのが難しいため、ベスト5の感想のみにとどめております。また、いつものお断りですが、テキスト作成…
のっけからわけの分からないタイトルだと思われますが、分類学上、魚類というグループはもはや存在しないということです。いえ、とある本のレビューのつもりなんですが。
今月下旬から始める予定の当ブログのメインコンテンツ(??)、極私的回顧について念のため予告いたします。年々細分化されて収拾がつかなくなっておりますが、今回もやはりろくでもないことになりそうです。
《SFマガジン》の表紙にもなっていたし。さっそく読んでみましたが。 (ネタバレがございますのでご注意ください)
先日の外来種関連のテキストとは異なる趣旨のタイトルのテキストになりますが、今回は、先日紹介した本とは別の見解を示した本について紹介したいと思います。外来種問題について考えることの難しさが分かるような気がします。 otomegu06.hateblo.jp 外来種…
さて、いきなり過激な表題から入りましたが、現在話題になっているこちらの科学ノンフィクションを読んでみました。外来種に対する私の考えが原理主義的に凝り固まっていたのかなと顧みるとともに、大いに知的興奮を覚えたエキサイティングな読書体験でした…
いきなりタイトルでこのカタカナ2つを出されても、「なんのこっちゃ?」とよく分からない方がほとんどだと思います。セレンテラジンとはルシフェリンと呼ばれる生物発光にかかわる物質の一種で、コペポーダとは甲殻類の一種のカイアシ類のことです。
朝日新聞に、コバンザメについての和むニュースが載っていましたね。
おいおい、ほんとかよ。ニュースの表題を見て驚きました。小4の男の子が発掘体験中に化石を発見したというラッキーもすごいことですが、絶滅哺乳類である多丘歯類の全身化石が日本から出土したことに驚きました。体が小さいから化石に残りにくいうえ、日本…
シロザケは一般的に我々がイメージする「鮭」「シャケ」にあたるもので、日本のサケ科の魚の中で最も流通量の多い種です。
おいおい、まじかよ。これは驚きました。マンタは生態に未知の部分が多いとはいえ、マンタが回遊魚だというのはごく当たり前の常識だったはずです。マンタについての根本認識が覆された、とてつもないビッグニュースです。
カメレオンの舌について新しい発見があったというニュースが流れていました。カメレオンといえば体色変化、右目と左目を別々に動かす、尻尾を起用に使うなどの特徴がありますが、とりあえず今回はカメレオンの舌についてリンクを貼りつつまとめます。
生物関連のテキストが続いて恐縮ですが、半ばネット上の都市伝説ともなっていた、この昆虫について記してみたいと思います。
有袋類についての超マイナーな記事が続きますが、これも日本で書いているブログはほとんどないはずなので、取り上げます。前回のテキストで触れたケノレステスについて、もう少し詳しく書いてみます。
左向きのヤナギムシカレイが見つかったということで、ニュースになっていました。
それでは、ドゥーガル・ディクソン『フューチャー・イズ・ワイルド』についてのテキストに参ります。
ドゥーガル・ディクソンといえば、サイエンス・ライターや古生物学者として、架空の生物を創造したフィクション群で知られている人物です。