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otomeguの定点観測所(再開)

文芸評論・文化評論・思想・社会科・国語表現・性文化・スポーツ観戦・科学・飲み食い・与太話 【一部、性的に過激で頭のおかしな記事があります】

日本VSブルガリア戦 & 日本VSアメリカ戦感想

 しばらく体調不良および仕事の多忙が続いていたため、久しぶりの更新になります。定期的な更新はなかなか難しいかもしれませんが、飽かずお付き合いいただければ幸いです。

 体調の関係で、結局、今年は前橋のポエフェスは行けずじまいでした。岩田さん、せっかくいろいろご案内いただいたのに、申し訳ありません。

 では、昨日行われた男子サッカー日本代表キリンカップブルガリア戦、およびアメリカ遠征中のなでしこの米国戦について感想を挙げてみたいと思います。

 キリンカップブルガリア戦】

 ブルガリアは3年前に敗戦している相手ですし、最近はポルトガルにアウェーで勝ったりもしているので、どういう試合になるのかかなり興味がありました。しかし、予想に反して、いとも簡単に日本が一方的な展開に持ち込みました。

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 オフェンス面では収穫の多い試合でしたね。早い時間に得点を取ったことで後半は選手を試す余裕もできました。金崎や遠藤、浅野といった若い選手もいい動きを見せていたので、試合後にハリルが上機嫌だったのもうなずけます。しかし、イージーミスからつまらん失点をするところは相変わらずですね。特に後半14分のクリアボールからの失点については、W杯最終予選に向けて守備面にはまだまだ修正点が多いと実感させられる試合でした。

 次のボスニア・ヘルツェゴビナ戦は無失点で勝たないといけないでしょうね。

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 そして、この大勝にばか騒ぎしているマスコミの報道をうのみにしないことも大切でしょう。親善試合は親善試合であり、本番とは別物です。過去、キリンカップは対戦国のフィジカルコンディションが今一つで顔見世興行的な試合になることが多かったような気がしますが、案の定、ブルガリアはかなり低いパフォーマンスだったと思います。まあ、わざわざ日本まで来てくれたことを感謝しなければいけないのが、今の男子代表のレベルですからね。それに「観光気分」と評するのは対戦国に失礼な話です。それでもなお対戦国の本気度を上げるには、地道に勝って実績を高めていくしかありません。ボスニア・ヘルツェゴビナもぼこぼこにしてヨーロッパにお帰りいただければ、次のキリンカップにおけるヨーロッパのチームの本気度も高まるのではないでしょうか。希望的観測ですが。

 理想的なことを言えば、日本がヨーロッパや南米に遠征してアウェーで厳しい試合をしてほしいところ。何度も何度も言われていることですが。でも、FIFA規定の関係もあってそんなマッチメイクは難しいというのが、今の男子代表の現状ですよね。

 

【なでしこ・米国戦】

 ゆるい国内の試合にとどまっている男子に対して、女子はアメリカ遠征を行ってアメリカと2試合です。これが新生なでしこの初陣です。強化のためにはこういう厳しい条件の試合が理想ですよね。オリンピック出場を逃したとはいえ、なでしこが世界の列強の一角であることを示すためには、ここで無様な姿は見せられません。しかし、三時間準備期間でどこまでやれるのか、かなり不安もありました。下馬評ではなでしこがぼこぼこにされるという声が大半でしたし。

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 既報の通りですが、激しい打ち合いの末にアメリカと3対3の引き分けでした。アメリカはベストメンバーではなかったという揶揄もあるようですが、オリンピックに向けてのテストの場として、アメリカはそれなりのモチベーションで臨んでいたと思います。さすがに昨年のW杯決勝に比べると守備の寄せが甘かったし、迫力をあまり感じませんでしたが、そこは親善試合と本番との本気度の差でしょうね。それでもなお、W杯王者と引き分けなら、結果だけ見れば初陣としてはいいスタートでしょう。

 しかし、2点先制しながらこらえきれなかったということでは、守備に課題を残す試合となりました。アメリカやドイツなど世界の列強と戦うときは、どうしても押し込まれる時間帯が長くなります。11人だろうが10人だろうが、そこで守備を破たんさせずにこらえ続けなければ勝機は見えてこないはずですが、前半はアレックス・モーガンにマークのスキを突かれて失点。さらに、後半40分以降は完全に守備が破たんして、混乱しているところをリンジーホランに決められて逆転を許す始末。試合終了直前に何とか引き分けに持ち込みましたが、勝ち目もあっただけに、もっと守備の粘りを見せてほしい試合でもありました。GK山下にはいろいろ文句を言いたいところもありますが、次戦に修正してくれればOKでしょう。課題発見と修正を重ねて、3年後に向けて経験値を積み上げるのが大切ですから。

 攻撃面では、オリンピック予選でちぐはぐだったパスの連係がうなくつながり、なでしこらしいリズムができていたと思います。ボールポゼッションにこだわらず(というか無駄にボールを回しすぎることをせず)適切な手数の中でゴールを奪うという、シンプルで効果的な攻めができていました。次戦にも期待が持てる内容でした。

 オリンピック出場こそ逃しましたが、なでしこは世界の列強として認識されるチームでなければなりません。守備を修正して、次のアメリカ戦で勝てれば、新生なでしこは自信に満ちた船出を行えるはずです。次戦を期待しながら待ちましょう。

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【追記】

 さすがにアメリカは甘くないですね。2戦目は強いプレスをかけられ、終始押しまくられてしまいました。雨天中止なのでFIFAがノーゲームと判断するかもしれないし、2点ともオフサイドの臭いがする得点ですが、内容的には完敗でした。強いプレスをかけられてリズムを崩されたとき、守備がいかにしのぐか、ないしはねのけるかというのは、引き続きなでしこの課題となっていきそうですね。

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 とはいえ、この2戦を総括すれば、新チームのスタートとして収穫も課題もあったのですから、いいスタートを切ったといえるでしょう。選手たちにはなでしこリーグや海外のリーグで頑張ってもらいましょう。次は来年のアルガルベカップですかね。

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