連日、マスコミはリオ五輪のメダルラッシュなる事象で盛り上がっています。ドーピングやら政情不安やらＩＯＣの組織的問題やら、根幹となる事柄が全く報道されなくなるのは毎度の悪しき性癖ですねえ。アスリートたちが見せてくれるすがすがしいプレーは救いだと思いますし、五輪に注目してしまう私も所詮は優柔不断な観戦者に過ぎないのですが。
【またしてもジャイアントキリング】
既報の通りですが、数々のメダルよりも最も驚いたのがこのニュースでした。五輪のセブンスとはいえ、日本ラグビーがニュージーランドに勝利する日がくるとは。その後、イギリスには敗れたため、ジャイアントキリングの連続とはいきませんでしたが、昨年のＷ杯における南アフリカ撃破に続く快挙です。長年後進国扱いされてきた日本ですが、これではっきりと世界のラグビー地図の中に位置を確保したといっていいでしょう。女子があっさり敗退しただけに、男子がその分まで頑張ってくれましたね。
サッカーなどにおいて日本が勝てない原因をフィジカルに求めるきらいがありますが、それが言い訳に過ぎないことをラグビー日本代表が改めて証明してくれました。信念を持って鍛え、戦うことでいくらでも工夫のしようはあるということです。サッカーは次にスウェーデン戦を迎えますが、臆せずに頑張ってほしいものです。
