otomeguの定点観測所(再開)

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2017陸上・日本選手権の雑感

 さて、こちらもブログ更新をさぼっている間に終わっていた、陸上の日本選手権。簡単ではありますが、雑感をまとめてみます。

 【男子100m・200m】

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 皆さんご存知の通り、サニブラウンの短距離2冠で幕を閉じた、男子短距離。大会前から最も注目された種目でしたが、サニブラウンが不当に軽視されていたのに違和感を覚えていました。ポテンシャル的には桐生やケンブリッジに劣るランナーではなかったので、今回の結果も決してサプライズではありません。ピークをうまく日本選手権に合わせてきたという印象です。

 このままロンドンまで好調を維持する・あるいはさらに上げていくことができるのか。100mも200mも準決勝までは十分にいく力はあるはずですし、はまれば200mの決勝進出もあるでしょう。100mはまだ分からないかなあ。ロンドンに向けたピーキングがうまくいくかどうかですね。

 桐生や山縣が敗れたことについていろいろ言われていますが、オリンピックの翌年に調子を落とす選手は珍しくないので、大して驚いていません。桐生はピーキングに明らかに失敗していましたし、山縣は怪我もありましたから、こんなもんだと思います。焦るような結果ではありません。山縣は回復に専念すればいいと思いますし、桐生はリレーメンバーに入ると思うので、そこでの貢献を期待しましょう。

 短距離の層が厚くなり、世界と伍して戦えるようになったのは、本当に素晴らしいことです。アンチドーピングの流れが定着し、ドラッグモンスターが駆逐されればさらに日本に有利になるはずですから、せっかくなので期待を持って観ていきましょう。

 

【男子10000m】

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 表題とリンク先が一見異なりますが、とりあえず世界陸上に派遣されるトラック&フィールドの選手の第1弾が発表されました。リンク先を見ての通り、男子の長距離は1人も入りませんでした。大迫がリオ五輪以降、記録会などに積極的に出ていなかったこともありますが、派遣できる選手がいないという惨憺たる状況です。この後、大迫が記録会などで帳尻を合わせてくれば追加されるでしょう。ある程度でも戦える選手が大迫1人しかいませんが、あとの選手の派遣はどうするんですかね。

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 10000mのレースは、展開こそ接戦気味でしたが、大迫と他の選手の力の差をはっきりと感じさせる内容でした。派遣するのは大迫1人でいいでしょう。あとは誰が行っても時間とカネの無駄です。

 何回も書いてきたことですが、改めて繰り返します。国内にはマラソン・長距離で世界と戦うための環境もノウハウもありません。駅伝主体のコップの中の争いを続け、箱根駅伝という競技力とは何の関係もないお祭りを競技生活のメインとしているうちは、日本の長距離・マラソン界には退化の道しかないのです。