otomeguの定点観測所(再開)

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2017年極私的回顧《スポーツ》⑤ ASエルフェン埼玉

 極私的回顧第5弾はなでしこリーグのASエルフェン埼玉です。とりあえずスポーツ系の回顧はここまでとし、次のテキストからは通常の文芸・文化などに戻ります。

【1部残留ならず・・・】

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 本日、川越でなでしこリーグの1部・2部入れ替え戦が行われました。仕事だったので観戦できなかったんですが、大敗を喫して2部降格となってしまったようです・・・。本当に残念です。

 せっかくのホームですし、天候にも恵まれたので、もう少しお客さんが入ってくれて後押しをしてくれればよかったのですが、5000人の動員目標に対して2280人ですか。私も観戦に行けなかったから何も言えませんが、やっぱり寂しいですねえ。これがなでしこリーグの置かれた厳しい現状なんだと思います。地域密着でよく頑張っているクラブなんですが・・・。

 とりあえず、選手はじめチームの皆さん、1年間お疲れ様でした。本当に悔しい終わり方になりましたが、まずはしっかり休んでください。

 

【差を痛感した1年】

 2017年、1部復帰を果たしたエルフェンの目標はとにかく「1部残留」でした。クラブの規模としても戦力的に見ても、1部で最も厳しい立場におかれているのは分かっていましたし、潤沢に補強できるほどお金に余裕はありません。それでもやれることをこつこつやって1部残留できれば100点、降格になったら0点、そんなシーズンでした。

 シーズン前半はとにかく苦しい試合が続きました。選手層でも、戦術の厚み、プレーの精度やスピード、あらゆる面でエルフェンが格下。1部常連と2部から上がったばかりの差を痛感させられるような、勝てる要素の見つからない、苦しい試合が続きました。それでも、開幕からベレーザやINACに善戦したときは少しはいけるかという気持ちがあったんですが、

http://www.nadeshikoleague.jp/2017/nadeshiko1/match_page.html?mno=2

http://www.nadeshikoleague.jp/2017/nadeshiko1/match_page.html?mno=7

 5月7日に同じ埼玉の浦和に大敗を喫するなど、得点差の開く試合も相次ぎ、勝ち点では最下位を独走する、苦しいシーズン前半となりました。

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 それでも6・7月のカップ戦で何とか持ち直すと、チーム状態が上昇しました。シーズン後半は3勝を挙げて何とか最下位を脱出し、8位のノジマステラと同じ勝ち点14でシーズンを終えました。なんとか勝ち点をあと1とれていたら1部残留だったんですが、ノジマステラとは得失点差で大きな差がありました。シーズン前半に大敗を繰り返したことが響く結果となりました。シーズン後半は非常に善戦していたので、悔しい限りです。うまく入れ替え戦に向けて切り替えてほしかったんですが、結果は上記の通りでした。結局、1年全体を通じて勢いのある時期がなかったですね。

 1部の視座で見れば攻撃力不足・守備のもろさ・戦術の不徹底など、課題は山積です。しかし、2部にいけばこのレベルでも最優位で戦うことになるでしょう。これがなでしこリーグの層の薄さなんですが、それはまた別の話です。クラブの運営規模を考えると、2018年に向けて大きな上積みは望めません。限られたコマをやりくりしながらなんとか戦っていくことになります。とにかく1年で1部復帰することが2018年の目標ですね。

 2017年は降格したので0点のシーズンでした。来年はこの悔しさを晴らせるよう、チーム全体で頑張ってほしいと思います。