otomeguの定点観測所(再開)

文芸評論・表象文化論・現代思想・社会科・国語表現・サイエンス・スポーツ観戦・性文化・料理・お酒 【一部、性的に過激で頭のおかしな記事があります】

2017年極私的回顧その16の1 思想・評論(国内政治)

 多忙のためバタバタしており、すっかり更新の間が空いてしまいました。やっと仕事が落ち着いたので、ここでまとめて書いておきたいと思います。コンスタントに更新できない場末ブログで申し訳ない限りですが、飽かずお付き合いいただければ幸いです。

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  本丸の思弁的実在論関連に入る前に、雑駁なテキストになりますが、まずは内外の政治についての雑感を片付けたいと思います。

 

【引き続き、がんばれあべちゃん】

 まずは当ブログであべちゃんについて取り上げる時のお決まりから。

【諸先輩方に敬礼!】

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 誤解なきよう申し上げておきますが、当ブログは安倍政権を超消極的とはいえ支持しており、安倍首相にエールを送っております。

 2017年も国内の政治状況に際立った変化はありませんでした。「かけい」「もりとも」など攻め手をいくつも与えられながら、政権を追い詰めきれない野党。守勢に回ると小物臭漂うチキンとなり、答弁に詰まるあべちゃん。そしてあべちゃんを陰に日向に支える取り巻き。国家主義政党による極右政権が常態化した日本の姿は安定して維持されていました。

 政権維持が目的で長期の展望がない。看板を掛け変えるだけで政策の深掘りがない。都合が悪くなると選挙を仕掛けて政権の延命を図る。選挙では明確な公約を掲げない。都合の悪い質問からは逃げ回る・・・と、政権の特徴も相変わらずでした。あべちゃんの巡航運転は東京五輪までは続くのでしょう。

 安倍政権と自民党の一強状態について、民主主義の破綻であるとか、選挙制度の欠陥であるとかいう向きもあるようです。否。日本の民主主義が健全に働き、選挙制度がきちんと機能しているからこそ、自民・公明が圧倒的多数を確保し、安倍政権が安定しているのです。 

 日本のメディアでは、「ポピュリズム」といえば「大衆迎合主義」としてマイナスの含意が与えられることが多い気がします。安倍政権やトランプ政権などに対して「民主主義の機能不全」というレッテルが貼られることもあります。SNSの発達などによって政治家と有権者がメディアを介さずに直接つながる中抜きの状態が発生し、組織されない有権者が政治エリートを突き上げ、有権者の不満が政治家に直接伝わるようになりました。また、政治家も合意形成や支持調達のため、SNSを巧みに/安易に利用しています。この位相変化を民主主義の機能不全ととらえる向きがあります。否。

 既成政党、特にリベラルエリートによる機能不全の政治に失望し、人民からの突き上げが起こったから、トランプ政権が誕生したのです。これは民主主義の機能不全ではなく、逆に国民の意見を吸い上げて民主主義が機能したのだととらえるべきです。労働組合や経済団体などの特定の利益集団によらない合意形成は、むしろ健全なものです。

 日本の政治を顧みるなら、2009年の民主党政権の誕生は現在の選挙制度が十全に機能したから起きた事象でした。小選挙区比例代表並立制が導入されたときに企図された二大政党制への道筋は間違いなく描かれました。その後、民主党の自壊によって自民・公明による圧倒的多数の状況が出来上がりましたが、これは選挙制度はなく民主党の機能不全が原因でした。民主党が組織としての体をなしていなかったのが最も重大な問題でした。

 何度も書いていますが、現在の日本の政治は、政策や信条やイデオロギーなどよりはるかに低レベルな、政権運営という仕事ができるか・できないかという観点から有権者が投票せざるを得ないという状況に陥っています。政権を回すことができるだけ、自民党の方が野党よりはるかにましです。2017年、ただでさえ低かった野党の戦闘力は、民進党分裂によってさらに低下しました。

「 戦闘力たったの5か……ゴミめ 」

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 民進党が分裂した中でも、希望の党旧民主党の悪しき特徴を見事に引き継いでいました。「自分たちで選んだトップを支えない」「朝令暮改で言うことがくるくる変わる」「自己都合による離合集散を繰り返す」「責任の擦り付け合いを行う」・・・選挙後にどこかで見たような光景が繰り返されていました。子供のわがままと変わりません。

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 民進党の残党がいまだに群れており、希望の党との野合を図っているのも見苦しいです。自分たちがどうして国民から愛想をつかされたのか、こいつらには永久に理解できないのでしょう。blogos.com

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 立憲民主党には、安易な合流に走ることなく我が道を行ってほしいと思います。旧民進党母胎の政党としては唯一、今のところまだまともな状態を保っていますし。「草の根からのボトムアップ政治」というスローガンは、「中抜き」となった21世紀型民主主義にフィットする気がしますし。枝野さんが活舌の悪さから祭りを引き起こしていましたが、それもご愛嬌。まずは昔の社会党くらいの抵抗政党になることが目標でしょう。しかし、旧民主・民進の前科の記憶はなかなか払拭できるものではありません。これからどうなりますやら。

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 結局、2018年もあべちゃんに頑張ってもらわざるを得ない状況は変わりません。というわけで、今年も頑張れ、あべちゃん。当ブログは今年も安倍政権を支持いたします。

 国内政治をおちょくるだけで結構なボリュームになったので、一旦ここで切ります。