毎度毎度の遅ればせですが、W杯の観戦・感想をできる限り挙げていきたいと思っております。やっぱり4年に1度ですし。稚拙なおっさんの繰り言ですが、お付き合いいただけると幸いです。
【エジプトVSウルグアイ⇒エジプトの集中力に脱帽】www.youtube.com
サラー不在のエジプトがどこまでウルグアイに抵抗できるのか疑問だったのですが、蓋を開けてみれば、エジプトの守備陣の高い集中力が古豪・ウルグアイを苦しめた好ゲームになりました。ルイス・スアレスが前半で決めていればウルグアイペースになったかもしれませんが、むしろ後半はエジプトのほうが攻撃に人数をかけて押していた印象もありました。それでも最後にウルグアイが1点をもぎ取ったのは、古豪としての一日の長という印象ですかね。
これでウルグアイの次戦はサウジですから、ウルグアイの勝ち抜けはほぼ確定。エジプトもこの出来ならロシアといい勝負になりそうなので、グループAも存外に面白くなりそうですね。
【モロッコVSイラン⇒アジア最強国の面目躍如】
前回のブラジルW杯、アジア勢は未勝利に終わりました。現在のアジア最強国であるイランがこの試合で白星をもぎ取れるか、というのがアジア勢にとっての鍵だと見ていたのですが、モロッコをしっかりスカウティングしていたイランが守備組織を固めて粘り強い展開に持ち込みました。最後までモロッコの守備を崩すことはできなかったうえ、試合終盤は5バックに持ち込んで攻めの姿勢が今一つだったイランですが、まさかのオウンゴールで勝ち点3をゲット。幸運だったといえばそれまでですが、ツキを呼び込んだイランの集中力とモロッコの攻めを読み切ったスカウティングの妙が決めた試合といえるでしょう。
同じグループにポルトガルとスペインがいるため、どう考えてもイランのベスト16の可能性は低くなってしまいますが、アジア最強国として是非、さらなるセットアップを見せてほしいと思います。
【ポルトガルVSスペイン⇒クリロナのワンマンショーもポルトガルに不安?】
スペインの直前の監督交代を日本と同じ位相で語る人もいますが、協会が自ら混乱を招いた日本と監督がやらかしたスペインを一緒にしてはいけません。とはいえ、スペインに不安要素が漂ったのは事実。派手な打ち合いになりましたが、要するに両チームの守備組織やクリロナを除くポルトガルの選手がまだピークを迎えていないというだけに見えました。特にポルトガルはスペインのパスワークの前に振り回される場面が多く、同じ半島の国ながらやはりチーム力ではスペインが上回っている印象です。
とはいえ、一昨年のEURO2016でも予選リーグは不安材料をまき散らしながら、クリロナが支えて勝ち上がって優勝したのがポルトガル。この国の本領が出てくるのはまだ先なのかもしれませんね。