otomeguの定点観測所(再開)

文芸評論・表象文化論・現代思想・クィア文化・社会科・国語表現・科学コミュニケーション・初等数理・スポーツ観戦・お酒・料理【性的に過激な記事あり】

『仔づくりチルドレン』短評

 題名からして不穏な空気が漂っておりますが、お察しの通り、今回は小児性愛的な嗜好が前面に出たテキストになっております。性的に頭のおかしな圏域を許容できる方のみお読みいただきますよう、よろしくお願いします。

 

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未発達ロリ少女との濃密エロ漫画・綺堂無一「仔づくりチルドレン」 :にゅーあきばどっとこむ

年下系のキュ-トな女子がケッコンに子作りや恋人らしい行為を大胆に励む初々しくもドエロな姿に大興奮の。綺堂無一さん初単行本「仔づくりチルドレン」感想。 : それは私の妄言だ+

綺堂無一『仔づくりチルドレン』 : ヘドバンしながらエロ漫画!

酒とエロ漫画の日々。: 今週の性活指導。

 何度も書いております通り、私の最も好きなシチュはロリ&ショタによるつるつるおまんことつるつるおちんちんによるセックス=インピオです。本来的に、ロリータコミックの王道とは、私のようなオタクヒエラルキーの底辺に位置するロリ&ペド・オタの欲求を逆照射した大人の男の主人公が、ロリータのつるつるおまんこに野太いペニスを挿入するセックスです。このアンバランスと背徳に昂奮しながらロリータを愛でることこそロリータコミックの本道ですが、やはりこのような構図は美しくないです。

 ロリータのセックスにおける最も美しいシチュエーションとは、女の子にも男の子にも余計な肉や毛や凹凸がついておらず、華奢で愛らしい体躯に付属したつるつるまたは和毛のおちんちんとつるつるまたは和毛のワレメ=おまんこどうしが交合することです。子供どうしの天真爛漫なセックスこそ、私のようなロリ&ショタ・オタにとって最上の悦びであり、つるぺた成分とぷに成分とおちんちん成分とを同時に満たしてくれるかけがえのない糧です。

 綺堂無一はそんな私の欲求にど真ん中のストライクを投げ込んでくる作家さんです。今月、ついに彼の初単行本『仔づくりチルドレン』が発売されました。毎度毎度の遅ればせですが、この理想郷に関するレビューとなります。商業デビュー当初、綺堂無一茜新社《COMIC LO》《Juicy》で短編を描いていましたが、《Juicy》休刊とともに一時商業ベースでは活動停止していました。しかし、同人では精力的にインピオを生産し続けていました。その後、ティーアイネットレーベルに移籍(?)し、《夢幻転生》で何本か短編を発表して今回の単行本化にこぎつけました。

「綺堂無一」のプロフィール [pixiv]

綺堂無一@初単行本発売中! (@kidoumuichi) | Twitter

 綺堂無一の基本的なスタイルはロリ&ショタの和姦であり、ボーイ・ミーツ・ガールものの優しく幸福な世界です。茜新社時代の作品では男の子の射精は単発という構成でしたが、《夢幻転生》に移ってからは幾度も射精を重ねて濃密な交合を描く構成に変化しました。少年少女が終始ヤリまくっているためストーリーなるものは存在しませんが、独特の雰囲気を有した作品世界は魅力的で、エロ漫画として十分な訴求力を有しています。また、《夢幻転生》では幼い性愛に特化した作風がより強調されていて、茜新社時代よりもピュアさは増しました。子供どうしの性愛は理想郷にして夢想の世界であり、状況それ自体が強い寓意性を有しています。かつて、この手の寓意を巧みに操った作家や作品は少ないながらも存在しました。綺堂無一はこれからこのニッチの系譜に乗っていく作家さんになるのでしょう。

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 今回の『仔づくりチルドレン』には茜新社時代の作品も収録されています。しかし、ヒロインが中学生だったりおねショタものだったりするため、中学生のBBAに用はないのでこのテキストのレビューからは除外します。メインは《夢幻転生》に載った「かくれんぼロッカーベイビーず」と「思春の部屋」です。ともに分かりやすい元ネタを持った作品ですが、 

新装版 コインロッカー・ベイビーズ (講談社文庫)

新装版 コインロッカー・ベイビーズ (講談社文庫)

 

コインロッカー・ベイビーズ - Wikipedia

思春の森 - Wikipedia

Maladolescenza - Wikipedia

 極私的には「思春の部屋」がお勧めです。まだ精通・初潮前の男の子と女の子がぎこちない初体験から徐々に経験を重ねて複数回の射精をこなす濃厚な3Pへと至りつつ、子どもらしいピュアな結婚や生殖の願望を幸福に開陳している作品です。上記リンクでは男の子・女の子の学年を小学校高学年としているレビューもありますが、おっぱいやボディラインの描写を考えるとキャラの発育としては小学校4年生あたりが妥当、ぎりぎり小学5年生の夏あたりまででしょう。こどもらしい寸胴のボディにつるぺたのおっぱい、無毛の一本のワレメが愛らしいぷにっとしたつるつるおまんこの女の子。華奢でなだらかでまだ性的に未分化なボディライン、まだ白くてつるんと無毛な皮かむりのおちんちん、そのおちんちんが健気に勃起して幼い膣の中や幼いフェラチオで皮を剝かれて敏感で頼りなげな真っ赤な亀頭があらわになるけど一生懸命な男の子。この奇跡的なバランスを愉しめるのは、やはり9・10歳前後の子どもだけです。小学5・6年生になると、愛でるべき対象が第二次性徴に伴う膨らみかけの発育や発毛へと変化します。もちろんそれらは尊く愛らしいのですが、性的に未分化な魅力を有する綺堂無一作品の少年少女はできれば一桁の年齢に収めたい気がします。画風については、初期の作画ではぷに感が強かったものが、斉木ではよりシンプルな作画に変遷しています。この画風の変化が、男の子と女の子の低年齢化に寄与しているという印象です。

 また、「思春の部屋」はページ数も多く、前戯にも本番にも十分に時間をかけて複数回の中出しが行われています。この濃密なエロは抜きどころ十分です。もちろん、蕩けたヒロインのアヘ顔やイキッぷりはしっかり描写されています。しかし、むしろ、男の子と女の子が互いに高め合いながら快感を充足する流れにおける表情やセリフ、身体の絡みなどにより描写の力が割かれている印象で、ページを繰るごとに着実に官能性が積み上がっていくという印象です。エロ描写の起伏が乏しく、背徳さや異常性を強調しない作風なので、ハードなエロを求める読者には不向きです。一方、みずみずしく穏やかな和姦を求める読者にはお勧めの作品だといえるでしょう。