2018極私的回顧《スポーツ》④ サッカー日本代表(女子)
極私的回顧のスポーツ第4弾は、今年から新設のなでしこジャパンに参ります。
【まずは2019W杯組み合わせ】
なでしこジャパン、来年の女子W杯組み合わせ決定。前回3位イングランドと同組に | Goal.com
女子W杯の組み合わせが決定! なでしこはイングランド、スコットランド、アルゼンチンと同組 | サッカーキング
2019 FIFA女子ワールドカップ - Wikipedia
■グループA
A1 フランス(3位/3大会連続4回目)
A2 韓国(14位/2大会連続3回目)
A3 ノルウェー(13位/8大会連続8回目)
A4 ナイジェリア(39位/8大会連続8回目)
■グループB
B1 ドイツ(2位/8大会連続8回目)
B2 中国(15位/2大会連続7回目)
B3 スペイン(12位/2大会連続2回目)
B4 南アフリカ(48位/初出場)
■グループC
C1 オーストラリア(6位/7大会連続7回目)
C2 イタリア(16位/5大会ぶり3回目)
C3 ブラジル(10位/8大会連続8回目)
C4 ジャマイカ(53位/初出場)
■グループD
D1 イングランド(4位/4大会連続5回目)
D2 スコットランド(20位/初出場)
D3 アルゼンチン(36位/3大会ぶり3回目)
D4 日本(8位/8大会連続8回目)
■グループE
E1 カナダ(5位/7大会連続7回目)
E2 カメルーン(46位/2大会連続2回目)
E3 ニュージーランド(19位/4大会連続5回目)
E4 オランダ(7位/2大会連続2回目)
■グループF
F1 アメリカ(1位/8大会連続8回目)
F2 タイ(29位/2大会連続2回目)
F3 チリ(38位/初出場)
F4 スウェーデン(9位/8大会連続8回目)
遅ればせながら、日本はグループDに入りました。前回の因縁の相手・現在は格上のイングランドと同組ですか。
男子と違って決勝トーナメントの進出条件が緩いので、ベスト16はまず堅いかと。アメリカ・ドイツ・フランスなどの優勝候補との同組を避けられましたので、組み合わせとしては恵まれましたね。
ちなみに、D組1位で勝ち上がった場合、ラウンド16の相手はBEFの3位いずれかですから、中国・スペイン・ニュージーランドあたりですか。D組2位での勝ち上がりの場合、ラウンド16の相手は多分カナダかオランダです。どこがきても今のなでしこには楽な相手じゃないですね。準々決勝でアメリカ・ドイツ・フランスとの対戦を避けることを考えると、D組2位のほうがいい気もしますが、それでも準々決勝の相手はオーストラリアかブラジルになりそうです。まあ、当たり前なんですけど楽な試合は1つもないということですね。ここまでの話は捕らぬ狸の皮算用ですが。
2015年W杯、なでしこは優勝候補の一角として臨みましたが、世界ランク8位で臨む2019ではあくまで第2グループの一角です(もちろん彼女たちは優勝を狙って乗り込むわけですが)。ノルマがベスト8、ベスト4以上なら大成功という評価が妥当でしょう。プラス要素も不安要素も考え始めるときりがないですが、まずは来年のW杯を楽しみに待てばいいと思います。
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2015年W杯は何とか準優勝しましたが、2016リオ五輪の出場を逃し、なでしこはしばしの低迷期、監督も代わってチームの土台を再構築する時期に入りました。それでも世界のトップ10圏内はキープしていたんですから、めちゃめちゃ悪かったわけではないんですが。そのチーム作りがようやく実を結び始めた2018年と形容していいと思います。アメリカなど列強との対戦では厳しい戦いを強いられましたが、
W杯アジア予選では優勝してアジアカップを獲得、
アジア大会も苦しみながらも金メダル獲得と、結果を求められる2つのカップ戦ではしっかり結果を残しました。
まだまだチーム内の課題は山積みですが、粘りに粘る守備、強い団結力、試合に食らいついていって打開局面を見出すしぶとさ、折れない闘志など、なでしこが脈々と受け継いできた泥臭いDNAがようやく垣間見られた1年だったと思います。高倉監督のチーム作りがようやく結実し始めたということでしょうか。継続的なチーム作りを行っているからこそ受け継がれているなでしこジャパンの遺伝子。どうしてこれが男子でできないのか、不思議でなりません。とにかく、しばしの低迷を脱して、ようやくなでしこの試合をポジティブに観戦できるようになりました。
また、妹分もしっかり結果を残し、下の世代の強化も着々と進んでいるようです。
U20からの突き上げもあるでしょうから、来年のW杯本番でどんなチーム編成になるのか、まずは楽しみに待ちたいと思います。