otomeguの定点観測所(再開)

文芸評論・表象文化論・現代思想・クィア文化・社会科・国語表現・科学コミュニケーション・初等数理・スポーツ観戦・お酒・料理【性的に過激な記事あり】

2019極私的回顧その3 サッカー日本代表(男子)

 それでは極私的回顧第3弾は、あまり語りたくはないですがまとめておかなくてはいけない案件、サッカー日本代表(男子)、サムライブルーに参ります。

 

2018極私的回顧《スポーツ》③ サッカー日本代表(男子) - otomeguの定点観測所(再開)

2017年極私的回顧《スポーツ》③ サッカー日本代表 - otomeguの定点観測所(再開)

2016極私的回顧プレ①サッカー日本代表 - otomeguの定点観測所(再開)

 まだEAFF E-1サッカー選手権は終わっていませんが、中国戦・香港戦と見た限り、明るい新材料は出てくる気配がないので、とりあえずまとめてしまいます。2017年の日本代表はW杯出場を果たしたので100点、2018年の日本代表はW杯でベスト16に残ったので協会の思い上がりを除けば及第点という評価でした。さて、2019年の日本代表はどうでしょう。戦績だけで見れば、アジアカップ準優勝、コパ・アメリカ予選リーグ敗退、W杯2次予選は現状首位と、まあこんなもんだろうという感じです。しかし、試合そのものについては、ハリルジャパンよりはるかに劣化した烏合の衆を観続けた1年と総括するべきでしょう。

 私はサッカー戦術は素人なので精緻な分析は詳しい方々にお任せしますが、素人目に見ても森保の無能ぶりははっきりしています。明確な戦術や戦略がなく、ただ選手を寄せ集めてフィールドに放つだけ。チームとしての連係は完全に選手まかせ。そのため、海外組を中心としたベテランを集めた時はチームとして機能しますが、国内組など代表経験の浅い選手や初召集の選手を集めるとチームとして成立しない。その結果、パフォーマンスが安定しない。また、選手を招集する意図もあいまいで、選手交代のタイミングも不可解。そして、戦術ゼロのチームなので、敵からするとウィークポイントを突きやすい。愚痴を並べてしまうとこんなところになるでしょうか。それなりの団結力はあるかもしれないが組織力がない、つまり烏合の衆が現在のサムライブルーの姿ということです。

 そのため、アジアカップ決勝では組織力に上回るカタールに完敗を喫し、

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カタール戦の敗因は明らか。日本サッカー協会に求められる森保監督に対する客観的評価【カタール戦分析】(中山淳) - 個人 - Yahoo!ニュース

カタールに完敗した理由は明らか。単に森保ジャパンが下手を打った|サッカー代表|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva

打つ手がなかった森保Jの限界。カタール戦で噴出した「采配のツケ」|サッカー代表|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva

 はじめから勝つ気のなかったコパ・アメリカでは、グループステージ初戦を何もせず落とすという、南米に対する非礼をかまし

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称えられるべきウルグアイ戦。だが森保監督の言葉は鵜呑みにできない|サッカー代表|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva

森保ジャパン、初戦チリに完敗。 “足かせ”となったいくつかの新しいトライ | Goal.com

「千尋の谷に無慈悲で突き落とし、たまたま這い上がったら儲けものの森保メソッド」コパ・アメリカ グループC 日本-チリ

 W杯2次予選のキルギス戦では、選手の個人能力にまかせて勝ったものの、戦術ゼロの日本代表を封じるのが容易であることがアジアに露見してしまい(??)、

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森保Jに停滞感。キルギス戦ではアジア杯決勝と同じミスを繰り返した|サッカー代表|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva

【キルギス戦|戦評】摩訶不思議な森保ジャパン。4連勝とは裏腹に吉田麻也、柴崎岳らが口にする強い危機感 | サッカーダイジェストWeb

問題視すべきは森保監督の采配。本来目指していたはずのサッカーが消えつつある現状【キルギス戦分析】(中山淳) - 個人 - Yahoo!ニュース

 ベネズエラ戦では、組織されたちゃんとしたチームと、寄せ集めである烏合の衆とのさを改めて見せつけられ、

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「あまりに実力不足」 ベネズエラに惨敗の森保ジャパン、英記者が断罪した日本人選手は? | Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ

【日本代表】低調な内容でベネズエラに惨敗。森保監督は何をテストしたのか? - ベースボール・マガジン社WEB

【森保ジャパン】ベネズエラに日本大惨敗…森保監督の責任論に釜本氏が言及|サッカー|日刊ゲンダイDIGITAL

【12/19追記】

 そして今年最後の日韓戦でも韓国に手も足も出ず完敗し、烏合の衆が何も考えずボールめがけて寄せ集まるパチンコサッカーをアジアに見せつけ、

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 とストレスのたまる試合を延々と見せられ続けた1年になりました。恐らく、この低空飛行が2020年も続くと思うと、暗澹たる気持ちになります。

 閉塞状況を打破する対策ははっきりしています。ジャパンズウェイなる空想を破棄し、森保をはじめとする無能な指揮官および田嶋をはじめとする協会の上層部を国外追放することです。しかし、田嶋の体制は当分盤石でしょうし、満を持して協会が据えた日本人指揮官である森保が更迭されるとは思えません。これがハリルならマスコミから解任論が噴出するところでしょうが、協会にぶら下がってチョウチン記事を垂れ流す日本のサッカージャーナリズムの森保や田嶋に対する非難・糾弾は非常に甘っちょろいものです。ガラパゴス化して久しい日本サッカーの戦術・技術・作戦・組織もろもろは、すでにアジアの中でも時代遅れなものになっているのですが、内輪の論理を優先する日本サッカーがこの状況を正視することはないんでしょうね。

  2020の代表スケジュールは12/20に発表になりますが、どこまで期待できるものやら。正常に運営される強い日本代表が見たい、というサポーターの淡い希望は当分かなわないのでしょう。