otomeguの定点観測所(再開)

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2016陸上・日本選手権2日目

 本日は陸上の日本選手権・2日目が行われました。昨日の初日のレビューに続いて、2日目についても主な種目についての感想をあげていきたいと思います。

 【男子100m】

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 やはりまずは大きな注目を集めていた男子100mからですね。9秒台を期待する記事が各所に見られましたが、国内のトラックで、さらに向かい風の条件下では難しかったですね。優勝したケンブリッジ飛鳥が10秒16、2位・山縣が10秒17。ケンブリッジはスタートがもう少しよくなればもっとタイムを縮められそうですね。3位の桐生は中盤以降の加速が今一つでした。もっと上のレベルで走りを安定させてほしい選手なんだけどなあ。

 とりあえず、ケンブリッジと桐生がリオ代表に内定しました。代表枠は3なので、山縣も代表に選ばれると思います。9秒台突入はお預けとなりましたが、日本の短距離陣は近年にないほど役者が揃っています。リレーを含むリオでの活躍を楽しみにしたいと思います。

 

【女子100m】

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 第一人者・福島千里が貫録の圧勝でした。国内ではライバルのいない無風状態なので当然の勝利です。これで日本選手権7連覇となりました。ただ、スタートを抑えすぎたためか、自己ベスト11秒21には及ばなかったです。リオ本番で勝ち上がっていくためにはまだまだタイムを上げなければいけないので、本人も引き締めた顔で優勝インタビューに応えていました。

 

【男子やり投

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 第一人者の新井涼平がただ1人、80mを超える投擲を見せ、大会新記録の84m54で3連覇を果たしました。リオ五輪代表を決めるとともに、優勝インタビューで結婚報告を行うという、新井にとってはお祝い事が続いた日となりました。2位の村上は78m10でした。村上の現状だと、80mを超えるので手一杯という感じですね。

 投擲種目では唯一メダル・入賞の可能性のある種目です。リオ本番までに新井が自己ベスト、さらには1987年の溝口の日本記録・87m60を超えるほど調子を上げてくれば、五輪でも上位進出は可能になるでしょう。是非がんばってほしいと思います。