otomeguの定点観測所(再開)

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EURO2016⇒強国が順当に コパ・アメリカ⇒メッシは神に弄ばれ

 昨日からのサッカー関連のテキストをまとめます。海外関連・国内関連と2つにわたりますが、まずは海外関連でEUROとコパ・アメリカからです。

 【チリVSアルゼンチン】

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 ここまでくると、メッシは呪われているとしか言いようがありませんね。今度こそアルゼンチンが戴冠すると思っていたんですが、コパ・アメリカはチリの連覇で幕を閉じました。

 大荒れの試合になりました。序盤、アルゼンチン優位で進んでいたゲームは、27分にまずチリのディアスがメッシへのタックルで一発レッドで退場。その後もイエローが飛び交い、メッシも警告を受けてしまいました。さらに42分のアルゼンチンのロホがレッドを食らって退場。荒れに荒れた異様な雰囲気の中、前半が終わりました。

 後半も度々イエローカードが出る荒れた展開でした。選手も審判ももっとコントロールしてほしかったと思います。結局、膠着状態のまま90分が終了しました。

 延長戦はアルゼンチンに決定機がありましたが決められず。お互いにスコアレスのまま、2年連続のPK戦となりました。

 PK戦はいきなりビダルとメッシが外す波乱のスタートになりましたが、2人から5人目までを落ち着いて決めたチリがPK戦を制し、コパ・アメリカ連覇を達成しました。

 これで南米のブラジル・アルゼンチン2強時代は完全に終わりました。チリはこれで列強の仲間入りですね。次のロシアW杯には優勝候補の一角として乗り込むことになるでしょう。勝負運もありますし、黄金時代はどこまで続くのでしょうか。

 代表でのメッシはサッカーの女神に見放されているのでしょうか。PKを決めていればよかったという言い方もできますが、これで2014W杯、2015・16コパ・アメリカと、3大会連続で決勝で敗退しました。代表引退というニュースも流れていますが、ロシアW杯でまたメッシのプレーを見たいものです。

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【フランスVSアイルランド

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 試合開始早々、フランスが不用意なPKから失点。これで勢いに乗ったアイルランドががっちりと守備を固め、前半はフランスの攻めを寄せ付けずに1対0で折り返しました。しかし、後半は開始からペースをつかんだフランスは58分、61分とグリーズマンの連続ゴールで逆転に成功。後半途中からアイルランドは退場者が出て10人となり、攻勢を仕掛けましたが、フランスがしっかりこらえてベスト8進出を決めました。

 意外なことに、フランスは16年ぶりの決勝トーナメントでの勝ち星だそうです。次は7月3日にイングランドVSアイスランドの勝者と対戦します。

 

【ドイツVSスロバキア

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 やはり力の差は歴然としていましたね。前半8分、ドイツがボアテングのミドルで早々と先制すると、試合をきっちり支配しました。43分にマリオ・ゴメスが決めて2対0。前半で試合を終わらせました。スロバキアも闘志むき出しのプレーを見せましたが、ドイツは余裕をもってスロバキアを受け止めつつ、後半はポドルスキシュヴァインシュタイガーを投入して、攻守にスキがありませんでした。結局、3対0で圧勝したドイツが順当にベスト8進出。次はイタリアVSスペインの勝者とぶつかります。

 

【ベルギーVSハンガリー

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 ハンガリーは立ち上がりから動きが鈍かったように見えました。グループリーグ突破に全チーム力を使い果たしてしまったのでしょうか。もともと決勝トーナメント進出が目標のチームでしたから、ハンガリーを責めるのは酷だと思います。コンディション低下のチームを相手に、ベルギーが終始試合のペースを握り続けました。前半こそ1点止まりでしたが、後半は78分・80分・終了間際と3ゴール。もっと決定機はあったはずだともいいたくなりますが、圧勝に文句をつけることもないでしょう。

 ベルギーは準々決勝でウェールズと対戦します。やはり組み合わせに恵まれていますね。この調子を維持していけば、準々決勝も問題なく勝ち上がると思いますが、どうなるでしょうか。

 ハンガリーマジック・マジャールの再現こそなりませんでしたが、久しぶりの大舞台で大いに躍動しました。グッドルーザーとして大会を去る姿は清々しいものだったと思います。 

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