2016参院選~予定調和的な結末~
皆さんご存知の通り、参院選は自民・公明の与党が圧勝し、おおさか維新も加えて改憲に必要な参議院の3分の2の議席を上回りました。事前の予想通りの、極めて予定調和的な、日本の将来にとって暗い結果となりました。
【予想通りの後出しジャンケン】
http://www.s-abe.or.jp/policy/consutitution_policy
やっぱりきましたね。選挙期間中は憲法のことに全く触れなかったくせに、大勝利した途端にあっさり口走りました。こうなることは簡単に予想できたはずです。あべちゃんは選挙戦の最中に迂闊な発言をせずに、アベノミクス自画自賛および野党への徹底批判という、ぼろの出ないシンプルな物言いに終始しました。そんなものであっさり勝ててしまう余裕の選挙戦だったということであり、野党があまりにも弱すぎたということです。
これでアベノミクスが信任されたことになってしまい、憲法改正に必要な議席を確保したことになってしまいました。ここからは国債の無責任な更なる垂れ流しアベノミクスのさらなる推進、立憲主義を引き続き破壊するファシスト的な振る舞い憲法改正に向けてファシストたちによって歪曲された建設的な議論が行われるというわけです。あべちゃんは一体これからどこへ向かうというのでしょうか。
【いつも同じネタで恐縮ですが、偉大なる先輩】
【戦闘力たったの5か・・・ゴミめ】
戦闘力たったの5とは (セントウリョクタッタノゴとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
戦闘力…たったの5か…ゴミめ… (ごみめ)とは【ピクシブ百科事典】
今回の参院選では野党の戦闘力があまりに低すぎました。共産党の戦略に基づき統一戦線を組んだまではよかったのですが、与党の戦闘力530000に対し、寄せ集めても戦闘力5くらいにしかなりませんでした。
特に民進党がだらしなかったですね。あべちゃん・自民に対して逃げ腰の姿勢をとり続け、従来の弱いというイメージを上塗りしただけに終わりました。とりあえず、民主党の戦闘力が低かった原因について考えてみましょう。
なぜ新しい党を結成したのかの説明が分かりにくかった。というか無意味だった。
政権奪還のグランドデザインなどなかった。というか政権を取る気はなかった。
経済政策で対決する気がなかった。消費税引き上げ延期で同じ穴の狢になった。
党内の憲法観を統一できず、あべちゃんを鋭角に攻撃できなかった。
http://mainichi.jp/senkyo/articles/20160503/ddm/005/010/038000c
つまるところどこまでいっても烏合の衆だった。
いくらでも出てきますが、まあこれくらいにしておきましょう。せめて昔の社会党並みのしぶとさは持ってほしいところなんですが、それも今のところ無理かなあ。でも、自民党に対抗しうる勢力は他にないんですから、何とか覚醒してもらわないと日本の政治はますますひどくなる一方です。
【アンチテーゼはほどほどに】
さて、今回の参院選で一番のお笑いだったトピックといえば、この方たちでしょう。
いろいろ非難の声もありますが、現在の無謬の政治に対するアンチテーゼと考えれば、バカにしたものではありません。日本の政治と行政のレベルはこんなもんなのかいという、楽しいレッテル張りではありませんか。是非、次回の選挙でもブラックユーモアをもって既成政党を攪乱してやってください。