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2017SFセミナーレポート④ 辻真先インタビュー

 書けるうちにどんどんいきましょう。続いて本会企画の辻真先インタビューです。司会は日下三蔵さんでした。

 【関連リンク】

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辻真先 - Wikipedia

辻 真先……というミステリやアニメやエッセィを書いている人の ホームページ

辻 真先 (@mtsujiji) | Twitter

日下三蔵 - Wikipedia

日下三蔵(@sanzokusaka)さん | Twitter

  

僕らを育てたシナリオとミステリーのすごい人3

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僕らを育てたシナリオとミステリーのすごい人2

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僕らを育てたシナリオとミステリーのすごい人1

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【箇条書き】

 上記リンクのツイートにもありますが、辻さんは本当に昔のことをよく覚えていらっしゃって、非常に面白いパネルでした。ただ、よく覚えているがゆえに微に入り細を穿つお話になるので、話が全然進まないというジレンマがありました(笑)。とりあえず、パネルの中で出てきたものから面白いと思ったトピックを箇条書きにしてみます。あくまで私のメモから書き起こしたものなので、事実誤認や関係各位への失礼がある場合はご容赦ください。

 

・NHKのドラマの収録中。昔はビデオテープが高価で、テープを切って編集することができなかったので、1回NGが入ると全編撮り直しになった。あまりにたくさんNGが出て、収録が夜明け前まで続いたとき、たまりかねた水谷良重(八重子)が一言。

「ビデオテープを発明したやつを火あぶりにしろ!」

水谷八重子 (2代目) - Wikipedia

 

・島田一男原作とクレジットされているドラマの脚本が全く使いものにならなかったので、撮影の前日に辻真先がすべて書き直す羽目になったことがある。

島田一男 - Wikipedia

 

・『遊星少年パピイ』は原作がなく、辻真先がかなりの部分をゼロから書いていた。

遊星少年パピイ - Wikipedia

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・『ジャングル大帝』のエンディングの歌詞は、歌手が漢字を読めなかったので、できるだけ漢字を入れないように作った。また、オープニングの歌詞は、作曲家があまりの凝り性で作詞家とそりが合わなかったので、適当にその場で作られた。

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冨田勲 - Wikipedia

弘田三枝子 - Wikipedia

 

池上遼一は非常に真面目で、漫画の中で使うからということでわざわざ自ら少林寺拳法に入門した。

池上遼一 - Wikipedia

 

竹宮恵子はデビュー当時、両親に内緒でマンガを描いていたので、辻真先が徳島に出向いてこっそり打ち合わせていた。

竹宮惠子 - Wikipedia

 

・『宇宙猿人ゴリ』の企画は『猿の惑星』の後追いである。しかし、怪獣の名前を冠しても売れないからヒーローの名前を使え、と文句がついたため、タイトルが『宇宙猿人ゴリスペクトルマン』『スペクトルマン』へと変化した。また、当時のピープロは資金繰りが苦しく、夜逃げ同然の状態だったので、世田谷の事務所にだれにも見つからないようこっそりギャラをもらいに行っていた。

宇宙猿人ゴリ

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宇宙猿人ゴリスペクトルマン

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スペクトルマン

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スペクトルマン - Wikipedia

ピー・プロダクション - Wikipedia

うしおそうじ - Wikipedia