フルマラソン・サブ2の夢
既報ですが、先日、フルマラソン2時間突破という人類の夢をかけたチャレンジが行われました。
【快挙はならず。しかし・・・】
いやあ、鳥肌が立ちまくりました。現在の世界最強・最速ランナー、エリウド・キプチョゲが2時間0分25秒でフィニッシュ。現在の選手の能力、そしてトレーニング技術や用具でサブ2が十分可能であることが証明されました。やがて世界のトップレースではマラソン1時間台の時代がやってくるでしょう。
世界陸連の公認レースではないですし、ペースメーカーが断続的について徹底的に補助したトライアルですから、実際のレースとはもちろん全く別物です。そして、一部にはドーピング疑惑まで出ています。センセーショナルなことを行うと、賛否いろいろな反応が出てくるものです。
シンプルに考えましょう。記録への挑戦は陸上観戦の醍醐味です。ドーピングは言語道断ですが、人類の限界に挑戦するためにありとあらゆる手段を尽くすことは、アスリートやスタッフにとってごく当たり前のことでしょう。今回は惜しくもサブ2はなりませんでしたが、近い将来、人類は新たな境地に達することになるでしょう。その瞬間を楽しみに待ちたいと思います。