URAHARA第1話
メディア芸術祭がらみというわけではありませんが、10月アニメ一発目の感想ということでこいつを持ってきてみました。
【アーティスティックでマッドでポップでコケティッシュ】
TVアニメ「URAHARA」 (@urhr_pt) | Twitter
うん、いいと思います。WEB上では賛否両論なんていわれているようですが、「カワイイ」をキーワードにファッションを併せて主軸とし、現代アート(前衛??)とアートアニメ的な感覚、ポップでカラフルな世界観、カオティックなシナリオと演出と構成、適度にずらしたマッドなキャラクターとせりふ回しなど、実験的な要素がふんだんにぶち込まれた冒険心溢れる作品になっています。やるからにはここまで疾走/失踪してしまえというよき見本(??)ということでしょう。オタクとしての視座にアートと表象文化を交錯させると頭の中に見取り図が描けるということろでしょうか。記号的な美少女と定型の物語にブヒブヒいうだけの萌えブタどもには理解できない作品ですね。私の萌えブタ歴もすでに四半世紀を超えるので、誰を蔑む資格もないのですが。
まあ、監督が久保亜美香ですから一筋縄でいくわけがないですね。
優秀賞 - おはなしの花 | 受賞作品 | アニメーション部門 | 第10回 2006年 | 文化庁メディア芸術祭 歴代受賞作品
まだ1話目が終わっただけなので作品の評価を下す段階にはありませんが、個人的にはこういうカオティックで批評性の高い作品をきちんと鑑賞し、評価することのできるオタクでありおっさんでありたいと思います。