しばらく更新の間が空いてしまいましたが、こちらがもたもたしている間に衆議院議員選挙という茶番劇の本番の日が近づいてまいりました。壮大な国費の無駄遣いであるくだらないイベントではありますが、せっかくなのでネタにしておきたいと思います。
【とにかく状況整理】
今回の選挙は民進党の解党・分裂、および希望の党という日和見主義者どもの闖入によって、あろうことか三極に分かれてしまいました。機能不全の烏合の衆であった民進党が解体されたことで、我々有権者にとっては選択肢が増え、分かりやすい構図になったといえなくもありません。とりあえず、三極をそれぞれイデオロギー別（？？）に整理して、様子を見てみましょう。
【極右・ファシズム】
2017年 衆院選特設サイト｜「この国を、守り抜く。」自由民主党
【日和見主義者・風見鶏】
【リベラル・左翼・ゴミ政党】
【それでも安定の極右政権】
皆様既にご存知の通り、今年、かけい・もりともというスキャンダルがあり、あべちゃんが久しぶりに攻められると弱いというチキン＝小物な姿を見せてくれました。しかし現状、それでもなお、あべちゃんの政権を脅かす勢力は存在しません。あべちゃんにとって肝心なのは、小賢しい演出をしながら現在の政権を維持するという一点につきます。今回の解散は、噛ませ犬相手にいつものデモンストレーションを行って自身の精神的安定及び保身を図ろうという、小物的発想によるものでした。
小池率いる希望の党が闖入してきて、前原が民進党をぶっ壊したため、公示前には多少の波瀾要素があるような気もしないでもありませんでした。しかし、選挙戦に入ってからはすっかり盛り上がりに欠けてしまいました。結局、いつも通り、超消極的選択の果てに自民・公明の現有勢力がほぼ維持されるのでしょう。よかったねえ、あべちゃん。これだけ分かりやすい自作自演がまかり通るのですから、日本の政治とはなんとちょろい世界なのでしょう。
何の争点もない内容のない選挙。こういうのをカネと時間の無駄遣いといいます。要は政権を運営できるかできないか、と考えると今回も一択ですね。内外に懸案が山積みになっているのですから、とっとと茶番劇を終わらせて、総理大臣の仕事に集中してください。言いたくはない。言いたくはないが、がんばれ、あべちゃん。
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20171016/ddm/001/010/257000c
自民が勢い維持、希望苦戦・立憲民主加速…終盤 : 選挙 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）
【産経・ＦＮＮ合同世論調査】比例で希望、立憲民主が拮抗 小池都知事の支持率は６６％から３９％に急落（1/2ページ） - 産経ニュース
比例投票先、立憲伸び１３％ 希望１１％ 朝日世論調査 - 2017衆議院選挙（衆院選）：朝日新聞デジタル
【烏合の衆はどこまで行っても烏合の衆】
今回、小池百合子は博打に失敗しました。冷や飯を食わされていた自民党に反旗を翻し、うまく風に乗って東京都に政治的基盤を築いたところまではうまくいきました。自民党の自滅にも大いに助けられましたが。
しかし、さすがに今回は風を読み切れなかったみたいですね。都議選からまだ数カ月。都民ファーストはまだ何の実績も出しておらず、地域政党としてまだ不安定な状態です。そして、党の組織はまだ不完全で、メンバーはチンピラとポンコツと風見鶏とガキばかり。ここは地道にコツコツ都政に集中して実績を作るのが吉だったと思うのですが、今さらもう遅いか。ここまで炎上するとかえって清々しく映りますね。せっかくですから、このままスパイラルダンスを踊り続けていただきましょう。魔女術に救済を求めるのも乙なものかもしれません。
小池百合子はなぜ嫌われたのか？「排除します」だけではない失敗の本質＝近藤駿介 | マネーボイス
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民進党を解体したという前原の功績は大きかったですが、予想通りその後が鳴かず飛ばずになりました。まあ、選挙に向けた演出としては悪くなかったです。でも、代表に就任した途端に責任を持つべき組織の解散を宣言し、新興の組織に無責任な身売り。しかも自分とその取り巻きだけの席だけは確保して、多くのメンバーを放り捨てたときたものです。人としての信用として考えたら最低の行為ですね。しかも、前原本人にはゲスなことを行った自覚も反省も全くないときています。ここまでくると、厚顔無恥というより、ある種の天然としかいえません。こういう鼻くそのような輩はとっとと落選させてほしいものです。もし希望が大敗して立憲民主の勢力を下回ったら、あるいは民進党復活というさらなる茶番が起こったら、是非笑いものにしてやりましょう。
【祈・リベラル結集】
私は本来リベラルな政治信条の人間です。ようやく自分のスタンスに近い政党が復活した感があります。立憲民主党がリベラルな政策集団として再出発し、選挙互助会的な寄り合い所帯とならずに筋を通せるなら、すごーくすごーく応援したい気持ちがあります。しかし、こいつらにも旧民主・民進として数々の前科がありますからねえ。安易な野合に走る可能性を否定できません。まだ完全に信用するのは無理かなー。
それでも、リベラル票の受け皿を作ったという点だけでも、今回の選挙における立憲民主の役割と貢献は大きいものでしょう。共産・社民はどうでもいいです。立憲民主がせめてかつての社会党くらいの勢力になってくれれば、与党を牽制しうる存在になるはずです。そしてその先に、今度こそ骨太なリベラル勢力が誕生するのが理想的な展開ですが、どうなることやら。
