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2018女子アジアカップ(W杯アジア最終予選)

 いよいよ、ヨルダンで2018女子アジアカップ、2019W杯アジア最終予選が始まります。

なでしこジャパン | JFA|公益財団法人日本サッカー協会

2018 AFC女子アジアカップ - Wikipedia

2018年のサッカー日本女子代表 - Wikipedia

なでしこジャパンがW杯出場権を懸けアジア杯に挑む。永里亜紗乃と語った、代表のいま。(森田泰史) - 個人 - Yahoo!ニュース

やはり、川澄奈穂美がいると違うのか。なでしこ大勝でアジア杯に臨む|サッカー代表|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva

再び世界一目指すチームに=なでしこ高倉監督インタビュー-サッカー女子アジア杯:時事ドットコム

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 なんぼでも貼れますが、まあこれくらいで。かつての注目度に比べると、今回は随分静かな戦前になっている気がします。へたに期待や注目が大きくなるより、選手たちが適度に集中できるくらいの方が、いまのなでしこにはいいかもしれません。

 2016年以降、世界におけるなでしこの立ち位置は横ばいで来ている印象です。FIFAランキングでトップ10には入っていますが、W杯で優勝を争うかつての位置には物足りない。親善試合は勝ったり負けたりで、強いという印象がない。かつてのような核になる選手が見当たらず、求心力に乏しい。戦術的にも不安定な印象で、どんなサッカーをやりたいのか見えてこない。現在の高倉監督になってから、もやもやとした消化不良の状態が続いて、そのままW杯予選を迎えてしまいました。

 しかし、そもそも、10年代前半のなでしこの実績は世界最高峰のものでしたから、これをキープするのはかなり厳しいことです。

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 優勝候補として臨んだ前2回ほどの強さはないにしても、世界のトップ10の一角として臨む大会です。優勝争いは難しいとしても、ベスト8・4あたりの上位進出は十分に狙える位置にあると考えて、ポジティブに応援するのが吉でしょう。

 彼女たちが本大会で躍動するためにも、まずはアジア予選を勝ち上がらなければなりません。アジアカップと考えれば目標はもちろん連覇になるでしょうし、オーストラリアを除けば格上のチームはないはずなので、ノルマは決勝進出になります。ただし、W杯予選と考えれば、アジア枠は5なので、ここに入って予選突破さえすればいいわけです。8チーム中5位以内なら本選に進めるという厳しくない条件ですから、サポーターとしては心の隅に余裕を構えてみていたいと思います。

 ハードルの設定が低いと思われるかもしれませんが、なでしこリーグの置かれた現状、普段の女子サッカーへの国民的関心の低さを考えると、女子代表には男子代表ほどの厳しい視線を向ける気にはなれません。まずは彼女たちを温かく応援しつつ、テレビの前で一喜一憂したいと思います。