2018ボストンマラソン 川内優輝優勝!
素晴らしいニュースが飛び込んできましたね! 21世紀の日本男子マラソンにおける最大の達成となる素晴らしいニュースです! おめでとうございます!
INCREDIBLE! @kawauchi_yuki is the 2018 @bostonmarathon men's champion! 👏🇯🇵🏆 #AbbottWMM #WhereChampionsRun pic.twitter.com/fIYbakORC6
— Abbott WMMajors (@WMMajors) 2018年4月16日
これぞ史上最強の市民ランナー・川内優輝の真骨頂。すさまじい寒波と風雨の悪コンディションをベストコンディションと言い切ってしまうタフネスと精神力。実況がクレイジー、クレイジーと叫びまくるのには笑ってしまいましたが、それだけ劣悪なコンディションだったということ。運と天候と展開に恵まれましたが、粘りに粘ってまた粘る、雨が降っても槍が降ってもびくともしない強靭さこそ川内優輝の神髄です。こんな勝ち方は彼にしかできないでしょう。長年にわたって積み上げてきた実力を出し切った、素晴らしい優勝ですね。他の日本選手にはこのタフネスをまねることは無理でしょう。
彼のキャリアの最大のハイライトにして、21世紀の日本の男子マラソンにおける最大の偉業といっていいでしょう。2月の東京マラソンにおける日本記録更新以上に価値ある達成であり、オリンピックや世界陸上のメダル獲得と同等かそれ以上に価値のあるタイトルです。オリンピックや世界陸上だけがマラソンではないし、記録を追い求めることだけがマラソンの本質ではないということを、改めて思い出しました。これまで彼を過小評価してきたことを深く恥じ入るばかりです。
ニュースでは1987年の瀬古利彦以来、31年ぶりの優勝と報じられていますが、WMMにランクされるレースについては1991年世界陸上優勝の谷口浩美以来、そして海外の都市マラソンにおけるビッグタイトル獲得と考えると、1990年ロッテルダムマラソン優勝のやはり谷口浩美以来、ということになります。日本選手のビッグタイトル獲得というシーンを長年待ちわびてきただけに、本当に感動しました。
設楽の日本記録更新、そして川内のボストン優勝。今シーズンは、長らく止まっていた日本男子マラソンの時計がやっと、やっと動き始めるという特別なシーズンになりました。さあ、面白くなってきた!
【追記】
レース後の記者会見映像と、瀬古さんのコメント記事を貼っときます。さすがにこの快挙に対してネガティブな反応はできねーか。
31年ぶり快挙の川内優輝、最強市民ランナーに米メディアも拍手「世界に衝撃与えた」 | THE ANSWER スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト