Ｗ杯の遅ればせの試合の感想、6/20分を遅ればせながら挙げます。
開始早々にクリロナがゴールを決め、ポルトガルのワンサイドゲームになるかと思いきや、モロッコが激しいプレスから攻撃を仕掛け、ポルトガルが防戦一方になり、内容としてはモロッコが押しまくった試合になりました。攻守ともに精彩を欠き、強国らしからぬ試合でやっと勝ち点を拾ったポルトガル。Ｗ杯制覇に向けて問題点山積みに見えますが、考えてみれば、一昨年のEURO2016もグループリーグはへなちょこの試合で、内容はボロボロながら勝負強く勝ち進んでいきました。Ｗ杯は内容よりも結果。クリロナ頼みとはいえ、とりあえず勝ち進んでいれば、ポルトガルは巡航速度で運転しているのかもしれません。
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【ウルグアイＶＳサウジアラビア⇒スローテンポの低調な試合、まあ結果が全て？】
暑さのせいでしょうか。終始スローテンポの低調な試合になりました。ウルグアイは試合巧者といっていいんでしょうね。前半23分にスアレスが決めると、あとは余計な運動は不要と判断したのでしょうか。試合終了まで体力の消耗を抑えるスローテンポな試合を展開し、終わってみれば危なげなく勝ち点３を手にしました。
対して、サウジアラビアは低調そのもの。スローなウルグアイに対して決定機すらほとんど作ることができず、いとも簡単に敗れ去ってロシアを去ることになりました。こんな国が強国扱いなのですから、アジアのサッカーはまだまだってことなんでしょうね。
【イランＶＳスペイン⇒アジア最強国が無敵艦隊を苦しめた】
結果としてはスペインが勝ち点３を手にしましたが、アジア最強国・イランの善戦が目立った試合となりました。スペインの繰り出すティキ・タカに対し、全員が自陣に引いてパスコースを封じてスペースを消し、スペインの長所を封じる戦術。シンプルながらも徹底した戦い方には規律と執念と高度な組織力がありました。結局はスペインの個の力の前にゴールを割られ、カウンターを仕掛ける羽目になりましたが、今度はスペインのパスワークが封じられ、スペインがシンプルで泥臭いサッカーを展開することに。試合こそスペインに凱歌が上がりましたが、内容的にはイランのハイレベルなサッカーが光った試合になりました。さすがはアジア最強国です。
とはいえ、最終戦にポルトガルを控え、イランは崖っぷちに立たされました。内容的にふらついているポルトガルに対し、アップセットを起こす可能性も十分に感じられる試合だったと思います。
