あまりサッカー関連ばかりかまけているわけにもいかないので、こちらも触れておかないと。華やかな短距離陣に対して長距離は・・・。どうしてこんなに危機感がないんだろうと、疑問を抱くようなレースでした。
【女子5000m】
女子5000mは鍋島莉奈が連覇しました。昨年は春先からの好調の勢いに乗っての優勝でしたが、世界陸上では集団に飲み込まれて予選敗退。とはいえ、経験値を積み上げた大会となりました。今年連覇を果たしたことで、5000mではエースという地位を固めつつあります。夏のジャカルタ・アジア大会の代表にはこれで内定。中東勢・中国勢との厳しい戦いになりますが、何とかメダルに手をかけてほしいところです。そして是非、福士の日本記録を狙いに行ってほしい。まずここから動かしていかないと、女子の長距離・マラソンの再生はないと思いますので。
【男子5000m】
大迫不在の中、10000m同様の凡戦となりました。その中で優勝したのは服部弾馬。東洋大ではエースといわれながら、インタビューにもあった通り、実業団1年目の昨年は目立った実績を挙げられませんでしたので、本人にとっては自信となるビッグタイトルになったでしょう。しかし、このレベルでは国際舞台ではちょっと・・・。今年は国内で目立ったタイムを出した選手がいませんが、まさかアジア大会に男子長距離の代表を派遣しないなんてことはありませんよねえ。