W杯2018⇒ジンクスを作ってしまったドイツと大仕事の韓国
既に世界中が大騒ぎになっていますが、昨夜のW杯の感想です。当ブログはアジアサッカー礼賛の立場でいきます。
【韓国VSドイツ⇒アジアサッカーの歴史的勝利】
当ブログでは毎度の遅ればせなので、多くを語る必要はないでしょう。韓国がドイツを下し、韓国サッカーにとってもアジアサッカーにとっても歴史的な勝利を挙げました。グループリーグ敗退となりましたが、韓国は最後に存在感を示してくれました。というか、やはりドイツはこの出来では厳しい。韓国が闘志むき出しで守り切ったというより、しょぼいドイツの自滅に近い試合でしょう。ともあれ、ごちそうさまでした。
この大会、アジアサッカーはよく健闘していますが、それでもこれで4か国がグループリーグ敗退です。日本は最後の牙城として決勝トーナメント進出が至上命題となりました。今夜、期待しましょう。
【メキシコVSスウェーデン⇒闘志あふれる北欧の雄と状態悪化のメキシカン】
初戦にピークを持ってきていたのだと思いますが、メキシコは明らかにコンディションが劣化していました。スウェーデンの守備陣の前に打開策を見いだせず、逆にカウンターでやすやすと切り裂かれて3失点。予想外のワンサイドゲームとなりました。次戦がブラジルですから、今回もベスト16止まりのような気がします。
対して、スウェーデンは勢いのつく勝利ですね。デンマーク、アイスランドと北欧勢が久しぶりに存在感を示していますが、上位進出なるのでしょうか。このクオリティなら期待できるかもしれません。
【セルビアVSブラジル⇒王国が堅実に勝ち点3】
ようやくブラジルが強国らしい戦い方を見せてくれました。決してトップの状態ではありませんが、堅実に2得点を決め、だらだら時間を稼ぎながらセルビアにボール保持を許さず逃げ切り。守備の意識統一もできていましたし、ようやく王国がそれらしくなってきたという印象です。ドイツが敗退してしまったので、「本命」として大会のクオリティを支える役割をブラジルが一手に担うことになります。したたかに勝ち上がっていく王国の姿が久しぶりに見られるのでしょうか。
【スイスVSコスタリカ⇒消化試合モード対真剣勝負モード】
スイスは前半こそ攻めたてて得点を取りに行きましたが、先制してからは試合をスローペースに落として安全運転に終始。引き分けでも決勝トーナメント進出が決まりますし、へたに大勝して1位通過しようものなら「死の山」に放り込まれますから、当然といえば当然の行為です。試合終了間際に同点に追いつかれてコスタリカに勝ち点をプレゼントしましたが、まあ痛くもかゆくもないでしょう。スウェーデンも同様ですが、これからの戦い次第では上位進出も狙えるだけに、楽しみに見ていきたいと思います。