2018極私的回顧第6弾はなでしこリーグのASエルフェン埼玉です。1部復帰を掲げて臨んだ2018年でしたが、昇格の入れ替え戦にも届かず、残念なシーズンとなりました。
【勝ち点差1に泣いた・・・】
8勝6分4敗、勝ち点30。なでしこリーグ2部の3位
これが今年のエルフェンの結果でした。2位の横浜FCシーガルズが勝ち点31だったので、わずか勝ち点差1で入れ替え戦進出を逃すことになりました。及ばなかった原因を探るなら、やはりシーズンのスタートが悪かったことに尽きるでしょう。開幕戦、ホームの川越でいきなりバニーズ京都にやられると、スフィーダ世田谷にも敗れてまさかの連敗スタート。その後もなかなか調子が上がらず、前半戦は3勝2分4敗と、まさかの負け越しでシーズンを折り返すことになりました。
新監督で選手とのコミュニケーションがうまくいっていなかったのか、戦術やシステムをフィットさせるのに時間がかかっていたのか、とにかく攻守ともにちぐはぐで、本来なら格下であるはずの相手にあっさり負けるという場面が相次ぎました。開幕戦をホームで落としてリズムを崩し、立て直すことができなかったという印象でした。
秋以降は5勝4分の負けなしでじわじわ順位を上げていったので、チームの歯車がようやくかみ合ったようでした。本来の戦力が機能していれば優勝争いをしなきゃいけないチームだったはずだったので、かえすがえすも前半の不調が悔やまれます。去年も勝ち点1で1部残留を逃したことを考えると、1勝・1点の重みを改めて痛感しますね。
シーズン後半でチームを立て直したとはいえ、監督はまだまだ信用できるかどうか怪しいし、コーチの陣容をもう少ししっかりしてほしい気がするし、移り行くホームスタジアムについてもそろそろ川越に固定してほしい気がするし、私もスタジアムになかなか足を運べていませんが観客動員も相変わらず苦しいし、いろいろ課題は山積みに見えます。
2部に落ちたチームが初年度で昇格を逃すと、その後の立て直しはどんどん苦しくなっていくのが常道ですが、何とか2019年は1部復帰を果たしてほしいと思います。モンテが期待できそうにないので、どうか頼みますよ。