otomeguの定点観測所(再開)

文芸評論・表象文化論・現代思想・クィア文化・社会科・国語表現・科学コミュニケーション・初等数理・スポーツ観戦・お酒・料理【性的に過激な記事あり】

コパ・アメリカ 日本終戦

 既報の通り、コパ・アメリカで日本とエクアドルが引き分け、日本はグループリーグ敗退に終わりました。

 

www.youtube.com

 トルシエがC代表と称した若いチーム。初戦のチリ戦こそ完敗しましたが、岡崎が入ってチームの骨格が固まった2戦目ではウルグアイと引き分け、エクアドルとも引き分け。残念ながら勝ち点2で敗退に終わりましたが、メンバーを考えればよくやったと思いますし、若い選手たちには貴重な経験とアピールの場になったはずです。是非、胸を張って帰ってきてほしいですね。

 ・・・なんてコメントが出るんでしょうかねえ、この後。

 いや、若手主体だろうがC代表だろうが敗退は敗退です。レギュレーションの影響でA代表を送り込めなかったのは致し方ないにしても、何の準備もなく漫然と大会を迎え、戦術・戦略のない森保のもと寄せ集められたメンバー。1戦目は漫然と試合を送り漫然と試合を終えるという、監督の無能力ぶりがよく分かる試合になりました。その綻びが露呈し、4失点を食らったチリ戦の影響が、最後まで残りました。最初からアップセットを起こす気で臨んでいたらもう少し別の結果になっていたと思うんですが。

 それでも2戦目のウルグアイ戦で岡崎などベテランがうまく楔となって何とかチームの骨格が固まりました。ここでようやく、監督も協会もやる気が出て、2つの引き分けを得た。W杯もそうでしたが、今回もたまたまうまくいったというだけのことで、計画的な必然の勝ち点でなかったことは明白です。選手たちがよく健闘した一方で、監督及び首脳陣の無能ぶりと、協会の無計画が改めて浮き彫りになった大会でした。

森保監督が明かした率直な感想「“あと少し”を超えるのは本当に…」 | サッカーキング

コパ・アメリカで敗退した日本代表…森保監督「自信を持ってもらいたい」 | サッカーキング

 数少ない強国との真剣勝負の経験を選手個々は持って帰るにしても、代表チームに何が還元されるのかは未知数でしょう。毎度のことながら消化不良で不満の残る大会でした。それでも、選手たちの頑張りで、いい試合は見せてもらいました。とりあえず、選手の皆様、お疲れ様でした。