先日、イノグレのノベルゲーム『FLOWERS』より、ドラマCD『ストレリチアの花言葉』が発売になりました。本日はその感想です。
尊い・・・
いや、他にどんな感想を述べろというのでしょうか。当ブログでは複数回テキスト化しておりますが、極私的には『FLOWERS』は数々咲き誇る百合の中でも最も美しく純度の高い、頂にある作品です。透き通るように美しく酩酊するほど甘美な百合の箱庭、アングレカムの穏やかでたおやかでひそやかな日々。
2年になった蘇芳たちが活発に学院を盛り上げ、そして将来の道を見据えながら一歩一歩成長する姿、そしてアミティエや恋人の儚くも強く繊細な絆、林檎の脚本で紡がれたラプンツェルがもたらすささやかにして大いなる癒し。4枚目のディスクにもファンに鼻血を噴出させようとする爆弾が数々仕込まれていて、たっぷりと耽溺いたしました。
一部では事前予約したのに届いていないという声もありますが、評判がいいのでしょうか。早期予約しておいてよかった・・・。
これで白羽蘇芳を中心にした物語は一区切りつくということになるんでしょうか。でも、できれば彼女を中心としたニカイアの会の日々をもう少し追いかけたいです。あるいはアングレカムに集う新世代の物語を紡いでもらいたい気もします。この箱庭をここで閉じてしまうのはあまりにもったいないと思うのですが、いかがでしょうか。
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