otomeguの定点観測所(再開)

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ブラックピジョン最強!

 ウルトラマンシリーズにおける最強怪獣は何か? というのは、恐らく永遠に結論の出ない命題だと思います。最強候補の怪獣は様々にあげられますが、本日はあえてこのマイナーな超獣を取り上げてみたいと思います。

  平成に入ってからのウルトラマン、特にレイオニクス云々意向で怪獣の強さがインフレ化し、収拾がつかなくなった感がすごくありますが、やはり特撮好きが集まると最強怪獣論争というのは盛り上がるものです。

 不意打ちやだまし討ちを使ってランキング上位に位置するヒッポリト星人みたいなやつもいますが(白兵戦でもかなりの強豪ですが)、

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ヒッポリト星人 - Wikipedia

 極私的には純粋に戦闘力でウルトラマンを倒すストロングスタイルの怪獣が好みです。このスタイルにもゼットンタイラントなど最強候補は数々いますが、

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ゼットン - Wikipedia

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タイラント (ウルトラ怪獣) - Wikipedia

 極私的にはやはりバードンを推したいです。宇宙怪獣や宇宙人がどかどかいる中、地球出身の怪獣として宇宙からの侵入者(笑)・ウルトラ兄弟を2人も屠った実績はやはり特筆。とある大人の事情があったとはいえ3話にもわたって倒せなかった怪獣、そして人間を次々に食らっていく残酷描写のインパクトは、子供心に強烈なものでした。バードンを筆頭として鳥型の怪獣は強いやつが多いような印象があります。

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バードン (ウルトラ怪獣) - Wikipedia

 

 さて、ようやく本題です。数ある怪獣・超獣の中で、鳥型でありながらバードンよりはるかにマイナーですが、極私的にそれ以上の強さではないかと思っている超獣がいます。それがウルトラマンエース第18話に登場したブラックピジョンです。

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ブラックピジョン - アニヲタWiki(仮) - atwiki(アットウィキ)

 バードンは確かにウルトラマンタロウゾフィーを倒しました。しかし、タロウ戦では、タロウがケムジラとの戦いで消耗していたうえ、子供をかばいながらの戦いで、状況的にタロウにかなり不利がありました。また、ゾフィー戦でも、ゾフィーが死んだタロウをウルトラの星に連れ帰り、さらに地球に戻ってきての戦いでしたから、地球とウルトラの星との間を一往復半して、かなりゾフィーが消耗しての戦いでした。ハンデ戦だったといわれてもやむを得ないところです。

 それに対して、プラックピジョンは一切のハンデなしでウルトラマンエースと戦い、エースから2度のダウンを奪って勝利寸前までいきました。

 上のリンク先の映像通りですが、まず第1R、肉弾戦でエースをボコボコにし、「バードホワイトバブル」を浴びせ、さらにはビルを落として顔面をぶったたくというえげつないことをして、エースを失神させます。

 TACの横槍で残念ながらとどめを刺すところまではいきませんでしたが、エースが三郎少年を助けたところで第2R開始。

 やはり肉弾戦でエースを押しながら海上での戦いに持ち込みます。エースはここで起死回生のメタリウム光線を放ちますが、腹から吸収された上に逆に倍返しのような光線を浴びせられ、完全にグロッキー状態に。ブラックピジョンは一気に攻勢に出てエースを一方的にボコボコにして、倒す寸前まで追い詰めます。

 しかし、もともとブラックピジョンは三郎少年が飼っていた鳩の小次郎で、それをやプールが超獣に変えてしまったもの。ブラックピジョンが三郎少年の鳩笛に反応し、動きが止まったところ、エースが後頭部に不意打ちでダイヤ光線を浴びせます。防御の余裕がなかったためか、これでブラックピジョンは倒れ、最後は画面から哀しさをにじませながらゆっくりと目を閉じます。

 ラストシーン、ブラックピジョンから鳩の姿に戻った小次郎は、息絶えた姿で三郎少年と再会します。ここでバックにノンマルトのテーマ音楽を流すという、粋(??)な演出。ブラックピジョンは悲しい悪役としての役割を全うし、舞台から退場しました。

 エースが文字通り手も足も出ずボコボコにされたこと、メタリウム光線さえ通じない防御力、攻撃の多彩さ、などなど純粋な戦闘力においてはジャンボキングやエースキラーを上回るような気がします。しかし、文字通り鳩が豆鉄砲を食らったような間の抜けた外見が災いしたのか、ブラックピジョンはのちのウルトラマンシリーズでほとんど全く触れられることはありません。1回商品化されましたが、それだけです。 

  是非、この隠れた強豪に陽の目を見せてやりたいのですが・・・。