otomeguの定点観測所(再開)

文芸評論・文化評論・思想・社会科・国語表現・性文化・スポーツ観戦・科学・飲み食い・与太話 【一部、性的に過激で頭のおかしな記事があります】

2016極私的回顧プレ①サッカー日本代表

 多忙と体調不良のため、今月はすっかり更新が滞ってしまいました。極私的回顧からブログ再開となり、またぼちぼち更新していきますので、飽かずお付き合いいただければ幸いです。

 とはいっても、文芸や文化関連のテキストはまだ準備中ですので、とりあえずサッカー関連でまずはいくつ書かせていただきます。今年のサッカー日本代表ですが、

 【11月15日 VSサウジアラビア

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 皆様ご存知の通り、さいたまスタジアムでの今年の最終戦を何とか逃げ切り、グループ2位で今年のW杯最終予選を折り返すことになりました。本田や香川が先発を外れたことが話題になっていましたが、その場に応じて状態のいい選手を使うことはハリルがずっとやってきたことです。海外組優遇という誤った認識をマスコミが広めていますが、単純に今までは本田や香川の状態を上回るJリーグ勢がいなかったというだけの話。ようやく先発でも使えるめどがついたし、ホームなので大迫や久保を投入したということでしょう。

 その結果、新戦力がうまく機能し、後半から投入した本田や香川も随所でいい働きをしました。選手たちの気持ちが前面に出ていましたし、チームバランスも良くなっていたし、代表としては久しぶりの好ゲームであり、恐らく今年のベストゲームでした。新戦力が代表に喝を入れて、現在の停滞した状況を少しでも改善してくれればいいのですが。

 

【とりあえず2016年総括】

 見た目に不甲斐ない戦いが続き、チームもハリルも本田も香川も批判され続けた1年でした。しかし、新戦力の台頭がなく年々戦力が低下し、戦術が研究され尽くしてなかなか突破口が見つけられない中で、チームとしてはぎりぎり及第点の戦いを見せてくれたと思っています。何度も書いてきたことですが、現在の日本はアジアの横綱ではなく、せいぜい5・6番手のチームです。そして、最終予選の対戦相手との力の差はほとんどなく、拮抗した戦いになることは戦前から簡単に予想できたことです。目の前の試合に対して必死に手当てをしながら綱渡りの戦いをしていく。本来、最終予選とはそういうものです。とりあえずグループ2位で折り返し、W杯出場に向けて悪い位置にいるわけではないのですから、ハリルと選手たちの仕事をそれなりに評価すべきだと思います。

 ハリルを糾弾し、監督解任を叫ぶのは簡単ですが、解任してからどうするのかという見通しを示した識者なる人間たちはほとんど見当たりませんでした。アマチュアのブログならともかく、プロのジャーナリストや評論家ならせめて次の監督候補を明示してから記事にするべきだと思うのですが。現状、ハリルに代わる監督候補は見当たりませんし、彼の解任がカンフル剤となってチームを活性化するとも思えないので、サポーターとしては必死にハリルを支え続けるしかない状況でしょう。それに、ハリルは悪い仕事はしていません。苦しみながらも最低限の結果を出しているのですから、的外れの批判は避けるべきでしょう。

 とはいえ、来年も代表の状況が劇的に改善されるとは思えません。勝ち点について血で血を洗う状況が続き、W杯出場に向けて心臓によくない日々が続くと思われます。90年代の日本代表は、このカタルシスを味わうことが醍醐味だったのですから、サポーターとしては懐古的な愉しみを来年も味わい続けることになるのでしょう。