otomeguの定点観測所(再開)

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『イケないことかも…』短評

 今回のレビューも18禁のロリータですので、ご注意願います。

 

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 極私的には現在《COMIC LO》で最もヌケると思っている作家がチグチミリです。おっさんがロリビッチやいたいけなロリータとヤるというロリ&ペド・オタの原初の欲望を満たしてくれる上、少女たちのアヘ顔も素晴らしい。今回もしばらくお世話になりそうです。

 以前の単行本の構図を基本的には今回も踏襲しており、ロリビッチによるハッピーロリータ展開です。大人の性欲を察した上であざとく誘惑し、それによって少女の性欲や性的好奇心も満たされるという、互恵関係がどの短編でも成立しています。中には盗撮や変質者、少女の暗い背景を知りながら関係を結んでいるなど、ダークな作品もありますが、少女たちの明るいエロさが物語の暗さを押しつぶしています。ストーリーを味わうよりはロリとエロそのものにフォーカスした、実用性を重んじたシナリオ構成といえるでしょう。まあ、そもそもこんな本に手を出している時点で我々はみんな変質者です。

 少女たちはほぼ小学4~6年生で、性格などは多彩ですが性にポジティブでビッチであることは共通しています。未成熟なボディラインにぷにっとふくらんだ乳首とふくよかなつるつるおまんこという、薄い肉づきで適度なぷに感を備えた体つきもこれまたいつもの通り。ガーリッシュなファッションが少女たちの少女性、性的な未熟さを補強しつつも、いざ行為に及べば十分な尺の和姦エロが描写されており、前戯においても本番においても少女たちが感じまるパワフルでハードなエロ。そして少女たちが主導してさらなる劣情を生産し、多くの短編で複数ラウンドに突入しています。ロリ&ペド・オタが二次元に見る全き夢を残さず開陳している感じです。

 唯一不満を述べるなら、今回はインピオが「ちんこ催眠事件」のみだったこと。せめて3本に1本くらいは子供同士のセックスを書いてほしいのですが、どんなものでしょう。