大山鳴動して舛添ネズミ1匹
私は東京都民ではないので、舛添のニュースにはほとんど関心がなかったんですが、そうですか。やっと辞職願の提出ですか。
大騒ぎになっていますが、個人的には舛添が辞職する必要はないと思っています。「違法ではない」と散々自分の正当性を主張していたんだから、最後まで戦うべきです。実際、法に触れたわけではないですし。犯罪者でもないのに集中砲火を浴びて辞職に追い込まれるのは、気の毒です。心情的には、いい歳をして公私の区別のつけられない社会人未満の人間を擁護するつもりはありませんが。
舛添辞職に伴って、この問題の追及が収束する方が心配です。今回の騒動の核心は舛添を血祭りにあげれば終わるという話ではありません。収入面は厳しくチェックしながら、支出面がどフリーになっている、ザル法・政治資金規正法の改正にまでもっていかないと意味がないはずです。
せっかく参院選も控えているんですから、マスコミにはもう少し頑張ってもらって、「政治とカネ」に関する問題での追及を続けてもらうか、国会議員を何人か人身御供として血祭りにあげてもらいたいと思います。まあ、無理だろうけど。
そして、与党の自民や公明には期待できませんので、野党の民進や共産に政治資金規正法改正の声を上げてもらいたいと思います。参院選の争点としてはうってつけじゃないですか。でも、共産はともかく、民進には無理だろうけど。
しかし、舛添はつくづく局面の読めない政治家ですねえ。根本的に政治家として戦うための資質に欠けているとしか思えません。「自民党の歴史的役割は終わった!」と自民党を飛び出したときは、泡沫政党として冷や飯を食わされた挙句、国会から退場となりましたし。今回の騒動にしても、初動の段階で誠心誠意頭を下げ、自分の言葉を尽くして謝罪しておけば、自民・公明は舛添を守るつもりでいたわけですから。それなのに散々逃げ回って見捨てられてしまいました。もう表舞台に戻ってくるなよ。