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otomeguの定点観測所(再開)

文芸評論・文化評論・思想・社会科・国語表現・性文化・スポーツ観戦・科学・飲み食い・与太話 【一部、性的に過激で頭のおかしな記事があります】

スタミナ丼

 ニコ動にスタミナ丼の作り方がアップされていたので、久しぶりに家で作ってみました。

【スタミナ丼を作ってみた】

 

cookpad.com

 うちのコンロだと火力が弱いので、中華鍋をかなり熱しました。しかし、お店みたいにあおって炒めるのは難しいです。そして、レシピでは万能ねぎがのっていましたが、万能ねぎは使わずにシンプルに生卵を落とすだけ。

 さて?

 ・・・10点満点の5点か6点くらいでしたね。やっぱり家のコンロだと火力が足りなくて、炒める時に水分を飛ばしきれず、べちょっとなってしまいます。すた丼屋でもあおり方の甘い店員さんがつくるとべちょっとした感じになりますが、それに近い感じです。B級グルメとはいえ、やはりなかなか難しいです。

 

【スタ丼の思い出】

 1990年代、学生時代を国立で過ごしたので、スタ丼にはかなりお世話になりました。当時は既に国立ではポピュラーな食べ物で、国立の西・東、そして国分寺の3店舗が営業していました。

 今ではチェーン店化されたスタ丼屋はどこもきれいな店構えになっていますが、当時は汚い中華屋で、かつヤンキー上がりのあんちゃん・おねえちゃんたちが働いているお店でした。でも、そのジャンクな雰囲気がよかったんですよね。体育会系の学生中心にみんなで豪快に飯をかき込んでいた思い出があります。

 大学を出てからはしばらくご無沙汰していたんですが、2000年ごろ、都内にチェーン店ができていて、非常に驚きました。その後、どんどん店舗が増えて、現在では自宅の近くにもできました。学生時代の思い出の味が食べられるのは嬉しいことです。

 一方で、チェーン店化のせいか、味が変化しています。昔は割とストレートにニンニクがきいたパンチ力のある味だったのですが、今はご飯の量が少し減って、ニンニクの風味がまろやかになってたれの味が濃くなり、ホエー豚を使っているので肉の風味も増しています。そして、作る人によっては肉がべちょっとなってしまい、炒め方が中途半端だと感じることもあります。昔のジャンク・B級臭は幾分なくなったような気がします。パンチ力のある味だとチェーン店化が難しいと思うので仕方がないですが、初代のオヤジさんの味が変化して、オヤジさんが危惧していたことが現実化しているかもしれないと考えると、少し寂しい気もします。

 

【スタ丼屋の歴史】

 チェーン店化しているスタ丼屋は株式会社アントワークス。すっかり有名な会社になりました。

sutadonya.com

 スタ丼屋の前身となるお店は「サッポロラーメン」という屋号で、1971年に国立の西で営業を始めたそうです。最初はスタ丼はメニューになく、ラーメンとチャーシューライスだけだったそうです。スタ丼がメニューに登場したのは1977・78年ごろのようです。下のブログで「橋本さん」といわれているのが、スタ丼を考案した初代の「オヤジさん」です。

blogs.yahoo.co.jp

 その後、1980年代後半ごろからスタ丼が国立名物になっていったようで、私が大学に入った1990年代前半にはすっかり学生向けの名物として定着していました。

 今のチェーン店向けのものとは違い、陶器の大きなどんぶりにすりきりで飯が盛られ(約1合強といわれていました)、生卵はとくことなく直にのせる。パンチ力のあるニンニクソースで炒められた豚肉とネギを、ご飯とあわせて豪快にかき込む。みそ汁の具はもやしだけのシンプルなもので、たくあんと並んでご飯のアクセントとして活用していました。

 今のチェーン店では作る店員さんの腕次第で味が大きく変わってしまいますが、昔はオヤジさん、またはオヤジさんに腕を認められた店員さんしか鍋を振れませんでしたので、スタ丼の味はほぼ安定していました。じっくり味わう類の料理ではなく、飯をかき込む類のB級グルメですが、B級なりにきちんと安定したおいしさというのはあるのです。

 店を増やすと自分の管理が行き届かなくなり味が落ちてしまうというポリシーがあったので、オヤジさんが展開したのは3店舗まででした。創業が国立西店。2号店が1982年の国分寺店。そして、1992・93年ごろに3号店で国立東店。私が学生の頃にあったのはこの3店舗でした。小平に店があったという話もあるようですが、残念ながらよく知りません。私は国立東店をよく使っていました。

 1995年の春ごろオヤジさんが他界されて、その後にお弟子さんが2つに別れてしまったようです。今、「スタ丼屋」としてチェーン展開しているのは、国立東店を引き継いだこの方です。

in-shoku.info

www.nikkan-gendai.com

 記憶がおぼろげですが、この人は確か白いタオルを頭に巻いて中華鍋を振っていたような気がします。経営の才覚があったということですね。昔からのスタ丼ファンから見るとチェーン店化については賛否あるようですが、お店が増えたおかげで自宅の近くでもスタ丼が食べられるようになったのですから、ありがたいことです。それに、スタ丼を全国区に広めた功績は絶大です。

 一方、オヤジさんの教えを頑なに守って、国立西店は昔ながらの汚いですが味のある店構え、パンチ力のある味、学生とのざっくばらんなコミュニケーションを貫き、現在も元気に営業しています。550円って、学生時代の値段のままじゃん。

kazpard.seesaa.net

mogumogunews.com

blog.livedoor.jp

toukyouinnsyokutenn.seesaa.net

Tommyのきままなグルメランチ日記:国立 サッポロラーメン スタミナ丼

 「思ったより味が濃くない」という感想が多いようですが、やはり昔ながらのたれでニンニクをしっかりきかせているのと、しっかり鍋を振って余計な水分を飛ばしているんでしょうね。だからべちょっとしないわけです。シンプルなもやしの味噌汁も懐かしいですね。大学を出てからはこの店には数えるほどしか行っていないんですが、なんだかまた行きたくなってきました。

 

【大盛りチャレンジ】

 スタ丼屋に昔からある企画が「大盛りチャレンジ」です。肉増しや飯増しのような中途半端なものではありません。ご飯の量が2倍以上になる文字通りの「大盛り」で、制限時間内に食いきれという結構過酷なチャレンジです。学生時代にあえなく挫折した経験がありますが、今ではやろうとも思いません。

 チェーン店のスタ丼の「大盛りチャレンジ」がこちら。ご飯4合ですか。私が学生の頃は3合強といわれていたんですが、もっとあったのかもしれませんね。

sutadonya.com

 そして、こちらが国立西店のチャレンジを紹介した記事。男子が挑戦する場合、なんとスタ丼大盛りに続いてラーメン大盛りも出てきます。でも、これは昔のままなんです。

crimsonfootball.jp