宮多麦酒
では、本日もブルワリーのテキストです。昨日のテキストでちょこっと触れた、宮多麦酒について書きたいと思います。
【東京スカイツリーのすぐ近く】
東京スカイツリーのすぐ近くにある、ごく小さなブルワリー、それが宮多麦酒です。店内から醸造所の様子をガラス張りで観ることができて、職人さんが直接ビールを注いでくれるという、なかなか乙な体験ができるお店です。パブはカウンターが10席くらいとテーブル席がいくつかという感じで大きくないので、土日は割と簡単に埋まってしまうようです。2014年4月にできた、まだ新しいお店ですが、メディアへの露出も多くて、結構繁盛しているようです。東京スカイツリーに寄った帰りにクラフトビールを楽しむというのは、酒飲みにとっては心地いい巡回ルートだと思います。
ビールのメニューは全部で5種類です。時々入れ替えをしているようで、ペールエールやIPAといった通常のものに加えて、季節の材料やホップの産地などにこだわった限定ビールを出してきます。私が行ったときは、確か栃木県産の麦芽だがホップ高を使ったビールを限定で提供していました。
ビールは非常に透明感のある味わいで、のど越しも爽快で滑らかです。その一方で、ドライイーストやエキスなどを使わず生酵母などでじっくり仕込んでいるため、麦芽やホップの穀物の味わいが舌にしっかり感じられて、バランスのいいビールだと思います。店主さんのていねいな仕事が感じられて、とても好感が持てます。
店主さんは栃木マイクロブルワリーで修業をしたそうです。なるほど、それで栃木産の麦芽やホップの仕入れルートを持っているわけだし、細やかな仕込みをするわけですね。
ここも小さなブルワリーですが、美味しいビールを出してくるところなんですよね。次回のテキストで紹介します。