2018・4~6月・春アニメ極私的回顧
今年は極私的回顧の一環として1~3月で冬アニメのまとめを行いましたが、『ダリフラ』が終わって春アニメも一区切りついたので、4~6月の春アニメのまとめも行おうと思います。
【極私的には不作だったクール】
冬アニメに好みの作品が多かったということもありますが、春アニメは全体的と不作という印象でした。堅実に作られた作品は多かったですが、個性の際立った作品が少なく、琴線に触れるところがあまりありませんでした。7月からの夏アニメも今のところあまり印象が良くないので、今年は徐々に尻すぼみになっている感じです。
とりあえず春アニメのマイベスト5を出しておきますが、冬アニメのランキングと比較すると、『ウマ娘』や『ヒナまつり』がぎりぎり冬アニメの5位に食い込むかどうかというところです。
【マイベスト5】
ウマ娘 プリティーダービー 公式ポータルサイト|Cygames
ウマ娘プロジェクト公式アカウント (@uma_musu) | Twitter
アニメ『ウマ娘 プリティーダービー』 (@uma_musu_anime) | Twitter
下馬評をいい意味で裏切った良作でした。王道のスポコン展開、モデルとなった競走馬の特徴やレース展開を細やかに表現していく丁寧な作り、随所に交えられたコミカルさなど、見どころが満載でした。しかも、スペシャルウィークをはじめとする1998年世代、サイレンススズカやタイキシャトルの1997年世代は、多くの競馬ファンの例にもれず私も思い入れの強い世代なので、20世紀末当時の熱狂が甦って、心地よい視聴体験となりました。昨年の『けもフレ』と同じく、最初は色眼鏡で見られていても、まじめに作ることで高い評価を得た作品でした。春アニメではやはりこれが一番だったと思います。
極私的に惜しむらくは、スペシャルウィークが古馬として地位を固めた春天までの道程がカットされてしまったことです。やはり淀の長距離戦を真っ向から描いてほしかったですね。1クールだから仕方のない面はありましたが、極私的にはこのレースがスペシャルウィークのベストパフォーマンスだと思っていますので。
2、ヒナまつり
TVアニメ『ヒナまつり』公式 (@hinamatsuri4649) | Twitter
良質なギャグマンガである原作を丁寧にアニメ化し、原作の空気感をしっかり演出していました。特にギャグの間やテンポが絶妙で、原作とはまた違った風味になっていたのが乙でした。原作よりキャラがかわいくなっているのに、ギャグのシュールさが損なわれていないのが良いですね。青年コミックのアニメ化は往々にして原作とのギャップが生じるものですが、この作品では何の心配もいりませんでした。当然、2期が作られるべき作品ですが、次はヒナたちが高校生になってからの話ですかね。そうだとすると、原作のストックが足りない気がするので、2期があるとしても当分は先になる気がします。
TVシリーズ クリアカード編 -カードキャプターさくら公式サイト-
NHK アニメワールド|カードキャプターさくら クリアカード編
カードキャプターさくら クリアカード編|なかよし|講談社コミックプラス
カードキャプターさくら(公式) (@ccsakura_info) | Twitter
これは安定枠ですね。期待した通りのクオリティで、苺鈴も含めた懐かしいキャラクターもほぼ総登場してくれたので、たっぷり楽しめました。ありがとうございました。中途半端な終わり方でしたが、そもそも原作でまだ決着がついていないので仕方ないです。続編は当分先でしょうから、旧作でも振り返りつつ渇きをしのぎましょう。
4、あまんちゅ!~あどばんす~
TVアニメ「あまんちゅ!~あどばんす~」公式サイト | 2018年4月放送開始!
あまんちゅ!~あどばんす~ (@amanchu_anime) | Twitter
こちらも安定枠です。リラックスして癒し効果に浸るデトックスアニメ。極私的にはこころたんに萌えたので、ショタ成分も楽しめました。これで海の生き物の描写がもう少し丁寧だったらいうことなかったんですが、コミカルな雰囲気を損なってしまうので、難しいかな。
[1話]ダーリン・イン・ザ・フランキス - 漫画/矢吹健太朗 原作/Code:000 | 少年ジャンプ+
ダーリン・イン・ザ・フランキス (@DARLI_FRA) | Twitter
うーん・・・。ラスト3話のたたみ方が良ければ、これを1位にするつもりだったんですが。コドモたちが生きるという意思を自ら示し、人類が種族をつないで地球を存続させるという選択は良かったんでしょうけど、キスばかり切り札に使われてもなあ。結局、類型的なエンディングの域を出なかったのが残念でした。