2019極私的回顧その23 国外政治(トランプ氏などなど)
極私的回顧第23弾は国外政治のまとめです。偉大なる米国大統領への敬意を込め、このテキストを捧げたいと存じます。
2018極私的回顧その16の2 思想・評論(トランプ氏) - otomeguの定点観測所(再開)
2017年極私的回顧その16の2 思想・評論(トランプ) - otomeguの定点観測所(再開)
2016極私的回顧その16 思想・評論 - otomeguの定点観測所(再開)
【まずは最敬礼】
権威主義的な指導者が揶揄される場合は大抵ヒトラーなどが定番なのですが、トランプ大統領に限ってムッソリーニのものが多い理由、絶対顔と表情のせいだと思う。 pic.twitter.com/i6EmfLkTgq
— キlュ ーア力 (@Volk_Soc) 2016年12月27日
DUCE! DUCE! DUCE!
・・・大変失礼しました。それでは本題に入りましょう。
【難局に臨む偉大なる大統領】
21世紀現在の混沌とした各国の対立は、第1次世界大戦と第2次世界大戦の間の戦間期になぞらえることができるでしょう。世界や地域の秩序を守ろうとする試みがほぼ失敗し、米国が欧州への関与を弱め、巨大な金融危機・経済危機が世界を暴れまわっている。ポピュリズム・ナショナリズム・ファシズム・国家社会主義などが台頭し、エリートが失敗して民主主義のシステムが機能しなくなり、何が起こるのか。そして、国が偉大なる領袖の手に落ちたとき、いかなる狂気が作動するのか。歴史はしばしば同じような様相を見せるものです。
リーダーシップのあり方を注視しなければなりません。例えば、中国の習近平のやりたいことははっきりしています。中国における共産党支配の維持と、大国たる中国としてのメンツの確立と、自分のメンツの確立です。
冷戦期から米欧が引っ張ってきた政治制度は崩れつつありますが、情けないリベラルの有象無象共に代わって登場したトランプ氏は、敵に行動を読ませないという戦略的をもって、世界に適度な混沌をばらまいています。
今、トランプ氏に求められるのは、戦争という選択肢を排除しない勇気です。戦間期は相互不信が第2次世界大戦への道程を煽りましたが、アメリカと中国の対決においては実力を伴う正面衝突は不可避でしょう。冷戦期、弱腰な指導者たちは直接的な戦争を回避しました。そこには核抑止力という言い訳がありましたが、トランプ氏には核のボタンを押す勇気があるはずです。
最も重要なのは、正々堂々と戦うことです。大国同士が張り合う真剣勝負においては、絡み合う利害を振りほどき、経済・安全保障・環境問題などの些事を捨ておいて、「偉大なるアメリカ」を見せつけるため、居丈高に堂々と振る舞わなければなりません。
欧州のリーダーシップの質が低下し、中国が権威主義に走り、そして国家間の相互不信が今後も続いていくとみられる、現在の難局。しかし、トランプ氏は難題に果敢に取り組み、難局に対して戦略的に対処していける偉大な大統領です。なんといってもわが日本の偉大なる指導者・あべちゃんの盟友です。日米双方の指導者が結束して、それぞれの役割を全うできるかどうかに、我々の未来がかかっています。
【2021年再選そして・・・】
2021年初頭、恐らくトランプ氏は2期目の就任式の準備を進めているでしょう。恐らく得票数は民主党のバイデン氏やサンダース氏よりも少ないでしょうが、なぜか僅差で当選していることでしょう。そして、3期目を見据えて法改正などを含めた基盤づくりを進めようとするでしょう。ツイッターでは相変わらず民主党をインチキだ嘘つきだと罵っていることでしょう。
トランプファミリーの権威はより高まることでしょう。メディアとの対決及び選別はさらに進み、支持者たちのトランプ礼賛とメディア批判はより強まることでしょう。トランプ政権で重要なのはファミリーで役割を分担することです。長男のジュニア氏や長女のイバンカ氏が引き続き要職を占め、共和党員たちはトランプファミリーに取り入ることに必死になっているでしょう。
トランプ氏が礼賛するプーチン氏こそ理想的な指導者です。プーチン氏は憲法改正などの手管手練を使ってその地位を保持し続けてきました。2024年で任期切れを迎えるとされていますが、それ以降も影響力を保ち続けることは間違いないでしょう。トランプ氏はこの力強い指導者を繰り返し礼賛してきました。公の場でトランプ氏がプーチン氏を批判したことはなく、2018年の大統領再選時にはいち早く祝福のコメントを送りました。民主的に選ばれた欧州の小物の指導者たちに比べて、プーチン氏の偉大さは明らかです。だから欧州の指導者たちはトランプ氏に小ばかにされるのです。
トランプ氏が再選されれば、同氏がより果断に権力を振るう基盤が確立します。民主的なシステムの中で独裁が機能し、やりたい放題できるのだということが証明されるでしょう。アメリカの民主主義には権力の抑制・均衡の機能が備わっている、という思い込みが無意味であることが明らかになるでしょう。国民が大統領のふるまいにストップをかけられる、という幻想は捨てるべきです。アメリカの権力抑制機能は既に破綻しており、民主主義なる空想はもう崩れています。
幸い、トランプ氏に対する弾劾は無罪に終わりました。民主党の不当な訴求に対して鉄槌が下されたのです。これでトランプ氏再選の足掛かりはできました。もしトランプ氏が再選を果たせば、世論におもねることなく、大統領が自らの意思で機動的に動けるようになります。体裁を捨てて強くあることこそ偉大な指導者たるものの務めです。
トランプ氏は2期目の政権で「偉大なるアメリカ」の完成を目指すでしょう。そして、多彩な政策目標を掲げ、その実現を目指すでしょう。残念ながら、メキシコ国境の壁はまだ建設できていません。中間層の減税もまだ実現していません。再選時には、これらの政策がまとまったパッケージが国民に提供されるはずです。対立者たちはつぎはぎの政策だと批判するでしょうが、そんなことは些末な問題です。
トランプ氏の2期目最大の仕事は、トランプ氏に敵対する有象無象共を弾圧し、裁きにかけることです。敵対者たちは偉大なる指導者を強権だ、パラノイアなどと批判し、フェイクを垂れ流しています。もしトランプ氏が大統領の座を失えば、敵対者たちによって法の裁きを受けることになります。それを避けるためにも、トランプ氏は権力の座を維持し続けなければならないのです。しっかりつかんで離してはいけないのです。
当ブログは偉大なる指導者であるあべちゃん同様、トランプ氏も全力で応援し、讃えるものであります。
DUCE! DUCE! DUCE!