otomeguの定点観測所(再開)

文芸評論・表象文化論・現代思想・クィア文化・社会科・国語表現・科学コミュニケーション・初等数理・スポーツ観戦・お酒・料理【性的に過激な記事あり】

2020極私的回顧その23 国外政治(トランプ氏などなど)

 極私的回顧第23弾は国際政治のまとめです。2020年、偉大なる米国大統領であったトランプ氏が大統領選挙で不正選挙のため落選しました。

 2019極私的回顧その23 国外政治(トランプ氏などなど) - otomeguの定点観測所(再開) (hateblo.jp)

2018極私的回顧その16の2 思想・評論(トランプ氏) - otomeguの定点観測所(再開) (hateblo.jp)

2017年極私的回顧その16の2 思想・評論(トランプ) - otomeguの定点観測所(再

開) (hateblo.jp)

2016極私的回顧その16 思想・評論 - otomeguの定点観測所(再開) (hateblo.jp)

 

【いつもの最敬礼】


トランプ大統領「なんで俺が呼ばれてないんだッ」とおかんむり!?/『アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲』特別映像

jbpress.ismedia.jp


【日本語字幕】ムッソリーニ演説 - 対英仏宣戦布告

DUCE! DUCE! DUCE!


ドゥーチェ!!ドゥーチェ!!

・・・失礼いたしました。本題に戻りましょう。

 

【不正と陰謀に穢されたアメリカ民主主義】

 昨年の11月4日に投票が行われたアメリカ大統領選挙。11月7日には当選確実となったとほざく民主党のバイデン某が戯けた勝利宣言を行いました。極めて遺憾なことに、偉大なるトランプ氏の統治はわずか4年で終わることになったのです。


【ノーカット】バイデン氏演説 大統領選挙勝利宣言

 しかし、多くの方がご存じの通り、トランプ氏が主張するように、選挙には不正があったかもしれないのです。勝ったのはトランプ氏かもしれないのです。トランプ氏は正当な勝利を奪われたかもしれないのです。トランプ氏は自分が勝利したという主張を続け、法廷闘争も行いましたが、残念ながら大統領の座を追われました。しかし、当ブログは一貫してトランプ氏を支持してきた者として、偉大なる大統領がバイデンを蹴散らして返り咲くことを信じています。だって、あんなにカリカチュアしやすい人物が表舞台から姿を消すなど、世界的損失ではありませんか。

 幸いなことに、この日本においても作家や評論家をはじめ、多くの高い志を持った同志たちがWEB上でトランプ氏を支援する発信を行いました。世界と日本の平和を守るためにやってきた神でありヒーローであるトランプ氏を守る。国を越えたなんと美しい連帯ではありませんか。

 それにしても、バイデン及び民主党は様々な手練手管を使って見事に不正をやってのけました。投票所に何百万人単位の工作員を送り込んだり、電子投票システム「ドミニオン」のサーバーをドイツ中流アメリカ軍を使って押収したり、クリントン家を使ってシステムに工作を行ったり・・・。数々の断片的な不正が織り上げられて一つの大きな物語となるほどに。これだけ大規模な不正を行う力があるのなら、大統領選挙などという回りくどいことはせず、直接トランプ氏をたたけばよかったじゃねーかというツッコミは置いといて。

 陰謀を実現させたバイデンを脇において、ネットの左翼どもはトランプ氏の堂々たる政策を陰謀論だと喚き散らしました。イスラム教徒の入国拒否、アメリカとメキシコの国境に壁を作る。いずれも具体的な効果があり、アメリカ国民に対して「イスラム教徒がテロを起こす」「移民が治安を悪化させる」という錯覚を抱かせることに成功した、偉大な達成です。


トランプ大統領国境の壁視察

 バイデンの世迷言に惑わされてはなりません。トランプ、プーチンエルドアン、オルバーン、あべちゃん、スガーリンなど、偉大な指導者たちの言説に正しく耳を傾けるべきです。彼らは世界に陰謀が渦巻いているという厳然たる事実に妄想と自意識過剰を振りかけ、分かりやすいエンタテイメントとして発信してくれます。詳細は語らずにほのめかすことで、我々大衆の思考力を鍛えてくれます。


ゆっくり解説 ラノベ、なろう小説「ティアムーン帝国物語」

 偉大なる指導者たちは分かりやすい敵を掲げ、我々大衆に憎悪の対象を与えてくれます。些末でリアルな問題から目を背けさせ、分かりやすく大衆を導いてくれます。問題解決を先送りにすることで今日を正しく生きる。「明日は明日の風が吹く」という真理をみんなで体現すればいいのです。

 

【偉大なるイデオローグ、トランプ氏】

 トランプ氏は、アメリカを正しく分断し、民主主義が手続きで担保されてきたという幻想を破壊し、破壊したシステムをそのままに突っ走ろうとしました。正面突破による突撃は大いなる美徳であります。やはりトランプ氏は日本民族が抱いてきた伝統的な価値観に合致する人物なのです。


GIRLS und PANZER【劇場版OP】『檄!知波単学園戦車団』

 トランプ氏のイデオロギーは、世界や国家を運営するためのビジョンを掲げるという戯けた絵空事ではなく、利益と権力のために最適行動をとるという極めてシンプルで合理的なものです。あやふやな情報をもってメディアに強弁し、一見愚かにも見える行動によって権力を掌握し、自らの失策をも反転させて権力の強化につなげる。運と偶然を味方につけたセレンディピティこそ、トランプ氏のイデオロギーの核です。

 組織というものは下の者が上の者にきちんと従い、縦のラインが安定してこそうまくいきます。たとえ恫喝であっても誰が長なのかをきちんと思い知らせ、下の者を無条件に従えるべきです。方針に反する者が更迭されるのは正しい秩序の維持において当然のことです。政策の妥当性や合理性は後で辻褄を合わせれば、さもなくな妥当で合理的だったことにすればいいのです。トップがお金を出さなかったりシステムの改善を先送りにしたりすることなど些末な問題です。

 セレンディピティを貴ぶトランプ氏は、新自由主義というエゴイズムを最も体現した偉大な政治家でありイデオローグだったといえるでしょう。新自由主義は中身のない空っぽの概念であると本当のことを言ってはいけません。虚無もまた積極的な価値の否定という確固たるイデオロギーなのです。

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 既存のシステムに圧力をかけてぶち壊し、そこから利益を引き出す。何かあればトランプ氏を中心とした倫理と論理を展開する。それが今の世界と大衆を消耗させ続けるとしても、そこに大衆の本音があり、信ずるべき虚無が核としてあったからこそ、トランプ氏は偉大なる指導者だったのです。だから国を越えて熱狂的な支持を受けたのです。


トランプ支持者が議会を占拠(2021年1月7日)

 当ブログは偉大なる指導者トランプ氏に哀悼の意をささげるとともに、カリカチュアの対象として、トランプ氏の帰還を切に望みます。そして、引き続きトランプ氏を支持していく所存であります。

 では、最後にもう一度。

DUCE! DUCE! DUCE!


ドゥーチェ!!ドゥーチェ!!