2020極私的回顧その4 サッカー日本代表(女子)
こちらもまとめたくはないけどまとめなきゃいけない案件ですね。極私的回顧を続けますが、なでしこジャパンについてのまとめです。
2019極私的回顧その4 サッカー日本代表(女子) - otomeguの定点観測所(再開)
2018極私的回顧《スポーツ》④ サッカー日本代表(女子) - otomeguの定点観測所(再開)
新型コロナの影響で男子代表同様、今年はなでしこの活動が停止していた1年でした。そのため、3月以降は親善試合を行うことができず、11月にようやく合宿を行って練習試合をやり、一定の結果を出して終えたのみということになりました。
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一応、W杯優勝国であり、かつては列強の一角に名を連ねた日本の地位からすれば、来年の東京五輪は昨年のW杯の屈辱を晴らし、復権をかけた戦いになります。開催国というアドバンテージも生かしつつ、金メダルという絵空事のような目標は置いといて、何とかメダル圏内に滑り込むこと。これが現実的な目標になるはずです。
実際にプレーする姿を観ていないので、昨年のW杯の無様な姿からなでしこが果たして進化しているのかどうかは分かりませんが、監督も代わらず、協会も代表チームをきちんと評価する仕組みを作っていないという点は男子と同じ。そして、なでしこジャパンをどう抑えるかという戦術はパッケージとして既に世界に浸透していますが、それに対する危機感も聞こえてきません。どこまで期待していいのでしょうか。
それでもなお、アメリカ、カナダ、イギリス、オランダ、スウェーデン、オーストラリア、ブラジルと油断ならない国が名前を連ねるとはいえ、世界のトップ10をキープしてきたなでしこの立ち位置を考えれば、アメリカ以外は勝てない相手ではないはずです。そして、苦境の中から選手たちが修正力を見せて粘り強く戦ってきたのがなでしこのサッカーです。そして、熊谷紗希を筆頭に世界のトッププレイヤーも輩出しながら、リスペクトを受けてきたのが日本の女子サッカーです。
監督と協会には期待できませんが、選手たちが団結し、やってくれることを期待しましょう。東京五輪で彼女たちが表彰台に立つ姿を是非見たいと思います。