2020極私的回顧その6 ASエルフェン埼玉
書けるうちに書いときましょう。極私的回顧第6弾はなでしこリーグ2部のASエルフェン埼玉です。
【まずまずだった2020年】
2019極私的回顧その6 ASエルフェン埼玉 - otomeguの定点観測所(再開) (hateblo.jp)
2018極私的回顧《スポーツ》⑥ ASエルフェン埼玉 - otomeguの定点観測所(再開) (hateblo.jp)
2017年極私的回顧《スポーツ》⑤ ASエルフェン埼玉 - otomeguの定点観測所(再開) (hateblo.jp)
2016極私的回顧プレ③ ASエルフェン埼玉 - otomeguの定点観測所(再開) (hateblo.jp)
ちふれASエルフェン埼玉 オフィシャルサイト CHIFURE AS ELFEN SAITAMA (as-elfen.co.jp)
WEリーグ入会申請したちふれASエルフェン埼玉が目指す未来と決意表明。代表取締役会長 宮内聡さんインタビュー|石井和裕 @ece_malicia|note
2020年はコロナの影響でリーグカップが中止、リーグ戦だけとなった特殊なシーズンでした。また、女子サッカーのプロリーグであるWEリーグが来年から始まるため、1部・2部の入れ替えもなしということで、成績評価が難しい1年になりました。
で、エルフェンの最終成績は、
11勝4分3敗、勝ち点36。なでしこリーグ2部の2位
と、昨年・一昨年よりも1つ順位を上げたというものでした。これを例年のシーズンに当てはめていくと、1位なら自動昇格、2位なら1部チームとの入れ替え戦に回ります。ここ数年は入れ替え戦にも出場できない状態だったので、例年よりはよかったという評価でまあいいのでしょうか。
なでしこリーグ2部、ちふれASエルフェン埼玉が魅せる3年目の“七変化”に注目(松原渓) - 個人 - Yahoo!ニュース
ここ数年のエルフェンの目指すサッカーは意識で守りに入ることなく華麗にパスをつなぎ、攻撃的な姿勢で押し続けるサッカー。かつての男子代表のような選手の自主性を重んじ、「楽しみながら勝つ」ことを目指すサッカーです。なでしこリーグの中でも恵まれた環境にあり、戦力的には2部の中でも最も充実していたと思います。システムがさまざまに変化していくエルフェンの今年のサッカーは、観戦していて非常に面白かったです。
しかし、華やかさのある一方で、守備ブロックを固めて泥臭く勝つ、パワープレーに徹して開き直るなど、正直、勝つためのリアリズムに欠けるところがあるように見えるのも事実です。泥臭くやっていれば勝てたのではないかと思われる試合もありました。
日体大FIELDS横浜 VS ちふれASエルフェン埼玉【なでしこリーグ2部 第10節】
先日の皇后杯準々決勝ではセレッソに完敗を喫しており、1部ランクの相手とはまだ力の差があるのではないかと感じさせるところもあります。
【第42回皇后杯】3回戦 セレッソ大阪堺レディースvsちふれASエルフェン埼玉
とはいえ、総合すればここ数年では最も充実したシーズンであり、1年を通じて安定した戦いぶりを見せてくれました。選手・監督はじめチーム関係者の皆様、お疲れさまでした。そしてありがとうございました。
【間違いなく試練となる幸福な2021年】
さて、なでしこリーグは今年でその歴史に幕を閉じ、来年から女子プロサッカーリーグであるWEリーグが始まります。そして、エルフェンは幸いにも初年度からトップリーグ参加を認められました。
WEリーグ | Women Empowerment League | WEリーグは、2021年に開幕を予定する日本初の女子プロサッカーリーグです。 (weleague.jp)
WEリーグ 日本女子プロサッカーリーグさん (@WE_League_JP) / Twitter
初年度の参加11チームは以下の通りです。
エルフェンの名前がこの中にあるのは非常に喜ばしいことなんですが、ここ数年、2部でもたついてきたチーム力を考えると、強豪クラブ相手にどこまで戦えるのか、不安のほうが大きいです。同じ埼玉県内だけでも浦和、大宮とあって、Jリーグのクラブをバックにしたチームとどこまで渡り合っていけるのか。でも、日本の女子サッカープロリーグ初年度に自分の応援するチームの姿が見られるというのは、とても幸福なこと。厳しい戦いの続く1年になりそうですが、辛抱強く見守っていきたいと思います。