otomeguの定点観測所(再開)

文芸評論・表象文化論・現代思想・クィア文化・社会科・国語表現・科学コミュニケーション・初等数理・スポーツ観戦・お酒・料理【性的に過激な記事あり】

世界SF作家会議感想

 多忙のためすっかり更新が滞っております。怠惰な場末ブログでありますが、飽かずお付き合いいただければ幸いです。とりあえず書評などは落ち着いてから書くとして、何か所からコメントを求められた世界SF作家会議の感想を短いですか記しておきますが。思い切りdisっている愚にもつかないコメントなので、ご注意ください。

 

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 どうでもいいです。

 いや、これ以外に何のコメントをしろと? 私は一応SF者のつもりですしSFのコミュニティに一定のアクセスはしていますが、SFのファンダムなどに属しているわけではないので、disっても実害はないでしょうし、黙殺されるだけでしょう。

 現場でコロナと向き合っていない連中が、専門外のコメントをするな。すみませんが、観ていてそんな感想しか抱きませんでした。アフターコロナだか創造力だか知の高みだか知りませんが、コロナの渦中で安全な距離にいる連中が高みから抽象論を語っているようにしか聞こえません。SF作家なら作品でコロナに対する対応をやればいいのであって、高尚なおためごかしのコメントなどどうでもいいです。

 仕事の現場で日々コロナと向き合って這いずり回っている人間の視点に立つと、そんなコメントしか湧いてきませんでした。

 感染者と疑われるお客の吐瀉物の処理、激しい咳をしている客の入店を断ったら人権侵害だと怒鳴り込んでくることへのクレーム対応、いまだマスクをしてこない頑固なおっさん職員への啓蒙対応、急な発熱で昏倒した客への救急対応、子供がトイレでまき散らした便の清掃および開き直る保護者への対応・・・この1週間くらいで私がやった仕事の一部です。

 それでも日々の売り上げを立てていかないと会社が傾いてしまうので、数字のチェックを入れてくる本社と神経戦を行う。そんな方がいっぱいいらっしゃると思います。それでも医療関係の方のプレッシャーに比べたらましでしょう。そう自分に言い聞かせながら日々仕事をしています。現場における感染の恐怖は、恐らく現場に立っている人間でなければ分からないでしょう。

 繰り返します。SF作家なら、メディアへの抽象的なコメントではなく、作品でコロナに対する対応を示し、我々SFファンの留飲を下げてください。それが皆さんにできる最大の社会貢献のはずです。