既に盛り上がっていますが、大迫がやってくれましたね。設楽の日本記録を破る、日本人初の2時間5分台。まあ、取り立てて騒ぐような記録ではありませんが。
Bank of America Chicago Marathon
3位 大迫傑 2時間5分50秒 日本記録更新!#chicagomarathon #大迫半端ないって pic.twitter.com/Jpo53DwhFm
— EKIDEN News (@EKIDEN_News) October 7, 2018
#ChicagoMarathon
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🥉Osako, Suguru 🇯🇵 2:05:50 NR
5km 14:53
10km 30:12(15:19)
15km 45:07(14:55)
20km 59:51(14:44)
HALF 1:03:04
25km 1:15:19(15:28)
30km 1:29:46(14:27)
35km 1:44:17(14:31)
40km 1:58:59(14:42)
Finish 2:05:50(6:51)
1:03:04+1:02:46 pic.twitter.com/w2SdWA7BVA
シカゴマラソン 2018 結果・速報(リザルト)大迫傑、出場
2月の東京や先月のベルリンに比べるとコンディションが良くなかったですが、実力者が顔をそろえ、まずまずのペースで競り合いを展開する見応えのあるレースとなりました。大迫の日本人初の5分台ももちろん素晴らしいですが、ファラーをはじめとする一線級の選手たちと競り合っての3位にやはり価値があります。これで昨年のボストン、福岡、そして今回のシカゴとマラソン3戦連続3位。メジャーレースで常にトップ争いを展開する安定感が素晴らしいですね。記録が5分台に入り、これで世界の一線級に名を連ねたといっていいでしょう。日本人としては一人抜けた実力を持っていることを改めて見せつけてくれました。
5分台の記録については、大迫ならいずれ出るものと思っていたので、たいした驚きはありません。本人も大したタイムだとは思っていないようです。見かけの記録に一喜一憂する選手ではありませんし、レース後のインタビューでも冷静に次の目標を見据えていたので、まだまだ伸びしろもありそうですね。次戦では優勝を期待しましょう。
また、インタビューでは設楽の日本記録に刺激を受けたことを話していましたが、これも嬉しいことです。マラソンにおいて高いレベルで日本人同士が刺激し合う姿は、かなり長いこと見てきませんでしたからね。これで日本記録破り合戦の流れができました。ベルリンの日本人選手がしょぼかったので心配もありましたが、今回の流れを受けて国内の選手たちが奮起してくれるでしょう。次は12月の福岡ですね。くれぐれも、ニューイヤー駅伝にかまけて福岡の日本選手がスカスカのメンバーにならないことを願います。
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川内はベストコンディションではなかったようですね。まあ、レース数をこなしながら調整していくランナーなので、またどこかのレースでいい走りを見せてくれるのではないでしょうか。何度も書いていますが、彼はあくまで市民ランナーです。どのような成績であろうと、彼を責めたり揶揄したりしてはいけません。それに、2010年代の低迷する日本マラソンを支えた功労者です。これからは東京五輪のバカ騒ぎに巻き込まれることなく、マイペースで川内優輝としてのマラソンを突きつめて、代表争いとはまた違った位相でマラソンの魅力を見せてほしいと思います。